先日、舞台「正三角形」を劇場で観てきたのでその感想をお伝えします。
舞台は1年に1,2回観に行く程度で、好きな俳優さんが出ていたら観に行こうかなと思う程度となります。
今回チケットが取れたので夫と平日に観に行ってきました。
正三角形の概要
NODA・MAPが2024年に発表した新作舞台「正三角関係」は、松本潤、長澤まさみ、永山瑛太という豪華なキャスト陣と、野田秀樹の独特な演出で大きな話題を集めました。
ストーリー
本作は、3人の兄弟を軸にした物語ですが、詳しいストーリーは公演中、そして終演後も明かされず、観客一人ひとりがそれぞれの解釈を深めるという、NODA・MAPらしい実験的な作品となっています。
- 3人の兄弟: 松本潤が長男の花火師、永山瑛太が次男の物理学者、そして長澤まさみが三男というユニークな設定。
- 家族の絆: 兄弟間の複雑な関係や、家族の絆がテーマの一つと考えられます。
- 現代社会への問いかけ: 科学、宗教、芸術など、現代社会が抱える様々な問題が、登場人物たちの葛藤を通して描かれている可能性があります。
特徴
- 謎解き要素: ストーリーの謎が最後まで明かされないため、観客は終演後も作品について深く考えさせられます。
- 実験的な演出: 野田秀樹ならではの独創的な演出が、観客に強烈な印象を与えます。
- 豪華キャスト: 松本潤、長澤まさみ、永山瑛太という人気俳優の共演は、大きな話題を集めました。
- 多岐にわたるテーマ: 家族、社会、人生など、様々なテーマが複雑に絡み合っています。
反響
- 観客の熱狂: 独特な世界観と豪華なキャストに魅了された観客から、多くの熱狂的な支持を集めました。
- メディアの注目: 演劇界だけでなく、幅広い層から注目され、数多くのメディアで取り上げられました。
- 議論の広がり: 作品の内容について、観客の間で様々な議論が生まれました。
NODA・MAPとは
NODA・MAPとは、劇作家・演出家の野田秀樹さんが中心となって設立された、日本の演劇企画制作会社です。
NODA・MAPの特徴
- プロデュース公演スタイル: 劇団員を固定せず、公演ごとに俳優やスタッフを集めて作品を制作します。
- 実験的な演出: 従来の演劇の枠にとらわれない、独創的で実験的な演出が特徴です。
- 多様なテーマ: 家族、社会、歴史、哲学など、幅広いテーマを扱います。
- 海外公演: 海外での公演も多く、日本の演劇を世界に発信しています。
- 観客参加型: 単に観るだけでなく、観客も作品の世界に入り込み、共に作り上げていくような演出を取り入れることもあります。
NODA・MAPが生まれた背景
1980年代に「夢の遊眠社」という劇団を主宰していた野田秀樹さんは、海外留学を経て、より自由な表現を求めてNODA・MAPを設立しました。
NODA・MAPの魅力
- 予想を裏切る展開: ストーリーが常に読めず、観る人を飽きさせません。
- 深いテーマ: 作品を通して、人生や社会について深く考えさせられます。
- 豪華なキャスト: 人気俳優が出演することも多く、話題性も高いです。
- 何度見ても新しい発見: 同じ作品でも、見るたびに新たな解釈が生まれ、何度見ても楽しめます。
NODA・MAPの作品例
- キル: NODA・MAPの初公演であり、野田秀樹の代表作の一つ。
- Q:A Night At The Kabuki: 歌舞伎を題材にした作品。
- 兎、波を走る: 現代社会の様々な問題を扱った作品。
チケットの販売状況
NODA・MAPの舞台のチケットは中々手に入りにくく、今回は先行チケットの枠で当選しました。
前回もNODA・MAPの舞台のチケットに応募したのですが、落選してしまい今回舞台の内容は違いますが、先行抽選に応募して当選しました。
土日は人気のようなので、平日で応募したところ当選したので今後観たい舞台があれば平日に応募しようと思います。
私が行ったのは8月の平日、この日は当日券も抽選ですが販売していたようです。
抽選方法は、舞台の始まる前に会場前でリストバンドを腕に巻かれて、そのリストバンドに抽選番号が書いてあるという仕組みのようです。
リストバンドを別の人に渡すということはできないものになっていて一度外すとつけることできないようなリストバンド(紙)になっていたようです。
そのため他の人分を並ぶこともできず、実際に行く人だけが購入できるようなシステムになっていました。
また、当日券の方は現金のみの支払いしかないようでしたので、もし当日券を狙っていく場合は現金を用意する必要がありそうです。
舞台の魅力
テレビとは違い舞台は、劇場の中という同じ空間に役者の方がいてその空間に引き込まれます。
いくつかのシーンで分かれていないため着替えをしたり背景を変えるのも協力して背景を変えています。
テレビの中や映画の中で中で観た事のある役者の方が舞台の上で演技をし違った雰囲気を楽しむことができます。
今回観た舞台は約2時間、2時間ものセリフを覚え、着替えをしたり舞台の上で繰り広げられる演劇に感動しました。
音楽も舞台に合わせているので2時間の演劇中、舞台の世界に引き込まれていました。
おそらくマイクなどはなく、その方の声がそのまま聞こえてくるのも迫力の一つだと感じました。
それぞれの方の声質も違うためとても声が響く方は聞き取りやすかったり、声がこもっている方でも大きな声で話をしていて一人一人の演技が伝わってきました。
舞台の座席は様々なのですが、今回1階席のC列というところで観ました。
C列は前から3番目になり、さらに左側の座席のため1番前のAの座席がなくBから座席が始まるためC列は実質2列目でした。
役者の方の顔がとても近くで見えました。汗が見えたり、声を出すことで唾が飛んでいるのが見えたり舞台でしか見えない一面もみることができました。
後ろの座席でも汗までは見えませんが、テレビとは違う一面が見えると思います。
舞台ではテレビや映画の世界と違った魅力があり、画面越しではなく実物の人を見ることができるので特別な空間へ入ることができます。
舞台の最後には役者の方が皆様出てきてお辞儀をするカーテンコールのようなものがあるのですが、自然と拍手が出てきてその舞台ならではの雰囲気がとても良いです。
今回は4回のカーテンコールがあり役者の方の笑顔や素顔が見えて感動的でした。
正三角形の感想
日本を代表する役者の方の演技がすごかったです。
松本潤さん、とても汗をかいていました。昔テレビで見ていた時と雰囲気が違うなと感じました。
役ということもありますが、髭もあり少し太ったのかなという印象です。
長澤まさみさん、とても綺麗で足が長かったです。顔も小さくて服の早着替えがすごいなと感じました。
瑛太さん、声がとても聞き取りやすかったです。顔も小さく演技も上手いなと感じました。
今回の座席がとても近く見やすかったということもあり、一人一人の様子がよく見ることができました。
何度も言っていますが、舞台ならではの空間に引き込まれる感じがとても良かったです。
舞台の内容は難しいところもありますが、全体的には理解できたのかなと思います。
深いところまでは理解ができませんが、私の中では満足です。
4回のカーテンコールがあり、最後は観客全員が立って拍手をするという雰囲気に感動しました。
会場は池袋の芸術劇場なのですが、昔からある劇場なのか若干トイレなどが古さを感じました。
会場自体は古い感じもなく、おしゃれなところもありました。
会場では本の販売をしているのですが、現金のみでしたので、もう少し違う決済もできたらありがたいなと思いました。
会場内での販売所は列ができていたので購入するなら少し早めにきて会場外(入り口のところ)で先行販売をしていたのでそちらで購入するのをお勧めします。
もしチケットが取れない人でもこちらでは本のみですが購入することが可能です。
今回19時からの部を観てきましたが、終わったのは21時20分ごろでした。約2時間半ほどの舞台です。
今関東に住んでいるのでこの時間に終わってもゆっくりゆっくり帰ることが出来ますが別地方からであればその日に帰るのであればちょっと遅いのかなと思いました。
今回「正三角形」を観て特別な時間を過ごすことが出来ました。
舞台の魅力に引き込まれる感じがとても良かったです。
今後も定期的に舞台を観にいきたいと思っています。
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