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【挑戦フェーズ2開始】33歳が経済的自由のために定めた目標金額と最初の3つの学習リスト

先日の記事で、名古屋への帰省旅行を通じて心と体のリフレッシュ、そして「ブログを通じた地域貢献」という新しいミッションを得ることができました。

旅で充電したエネルギーを、いよいよブログのメインテーマである「お金のために働かない状態」への挑戦に本格的に注ぎ込みます。

正直に告白すると、私はすでに約4年前からNISA口座を開設し、S&P500とオールカントリーに毎月少額を投資する「実践」は始めていました。しかし、その後の勉強を怠り、深く調べることなく放置してしまっていたのが現状です。

なぜ今、知識獲得を急ぐのか?(動機)

ただ積立を続けていたこの4年間、「自分の資産が今どうなっているのか」を説明できないという状態に、深い危機感を感じていました。特に2024年に新NISAという大きな制度改正があったにも関わらず、そのメリットを完全に理解できていないままでは、せっかく始めた挑戦の機会を逃してしまうと焦ったのです。

「実践している」という事実を強みに変え、「知っている」と「理解している」の間にあるギャップを埋めることが、今の最大の課題です。

1. 挑戦の土台:『生活防衛費』を明確にする

経済的自由を目指す上で、最も最初で最も大切なステップがあります。それは、「生活防衛費」(緊急予備資金)の確保です。

  • 生活防衛費とは:
    • 万が一、仕事がなくなった、病気になった、などの緊急事態が発生した際に、生活を維持するために必要なお金のことです。この資金がない状態で投資を始めると、すぐに資金を引き出す必要が生じ、失敗の原因となります。

生活防衛費を確保するための最初のアクション

生活防衛費の金額を算出する前に、まずは「毎月の支出を徹底的に絞る」ことが重要です。特に、意識しないと垂れ流しになりがちな固定費(固定支出)を見直すことで、投資に回せる原資を一気に増やすことができます。

私が見直し対象とした「固定費」の具体例:

  1. 通信費(スマホ、インターネット): 大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを検討したり、プランが現状に合っているか確認しました。
  2. サブスクリプションサービス: 毎月自動で引き落とされている動画配信、音楽、アプリなどのサービスをリストアップし、「本当に週に1回以上使っているか?」を基準に解約・休止しました。
  3. 各種保険: 加入中の生命保険、医療保険について、保障内容が過剰でないかを確認し、ネット保険など安価な選択肢と比較検討しました。
  4. 使っていないクレジットカードの年会費: 年会費を払っているカードで、利用頻度が低いものは解約しました。
  • 私の進捗:
    • まず、毎月の必要なお金を見直し、削減できるところがないか確認しました。特に、以前から気になっていた生命保険や通信費などの「固定費」について、本当にその保障が必要なのか、より安価なプランはないのかを徹底的に洗い出しました。
    • お金の使い方も見直しました。 以前は仕事終わりに夫と駅で待ち合わせをして外食で済ませることが多かったのですが、最近は疲れていても家でご飯を作るように心がけています。正確な節約額はまだ把握できていませんが、確実に外食費が減り、資産形成の原資を増やせている実感があります。
    • その上で、私が「不安なく生活できる期間」として確保すべき生活防衛費の金額を算出しました。この土台ができたことで、精神的な安心感を得ることができました。

このステップを踏めたことは、大きな前進です。この資金は絶対に手をつけず、次のステップに進みます。

2. 最初の目標設定:『経済的自由』の金額を定義する

土台が固まったので、次は具体的な目標金額を設定します。

FIRE(Financial Independence, Retire Early)の世界では、一般的に「年間支出の25倍」を目標とするというルールがあります。これは、資産を年率4%で運用すれば、理論上、資産が減ることなく生活費をまかなえるという考え方に基づいています。

逆算で目標金額を算出する

  1. 年間支出の確認: 見直した毎月の必要なお金 ×12ヶ月で年間支出を算出。
  2. 目標資産額の定義: 年間支出 ×25倍。

この計算によって、私にとっての「経済的自由を達成するために必要な資産額」が明確になりました。目標額が具体化したことで、不安が「目標」という明確な道筋に変わりました。この目標額を常に意識して、今後の学習と行動を進めていきます。

3. 知識獲得計画:最初に学ぶべき「3つのテーマ」

目標額が決まったら、次はそこに到達するための具体的な手段を知る必要があります。

すでに投資を始めていても、その知識がなければ次に進めません。まずは毎日欠かさず経済ニュースを見ることを習慣化し、世の中のお金の流れを掴むための「ウォーミングアップ」を継続します。

そして、現在実践している投資を「確信」に変えるために、最初に集中して学ぶべきだと判断した3つのテーマをリストアップしました。

テーマなぜ必要か
テーマ1:新NISAとiDeCo4年前からNISAを実践しているが、旧制度の知識のままで止まっている。新NISAへの移行、制度の変更点、そしてiDeCoを含む税制優遇の最大活用のために必須の知識をアップデートする。
テーマ2:インデックス投資とはS&P500やオールカントリーを選んでいるにも関わらず、その裏付けとなる確信的な理由を知らない。インデックス投資のメリット・リスク、そしてなぜFIRE達成者がこの手法を選ぶのかを深く理解する。
テーマ3:投資信託の選び方現在投資している商品が本当に最適なのかを判断するため、「eMAXIS Slim」などの主要なファンドがなぜ人気なのか、手数料や信託報酬といった言葉の意味から勉強を始め、自分の投資判断に自信を持つ。

知識獲得のための具体的な行動計画

この3つのテーマを攻略するため、以下のリソースを使って学習を始めます。

  1. 書籍: 専門用語を体系的に学ぶため、FIREや資産形成に関する初心者向けのベストセラー書籍を最低2冊購入し、ノートにまとめながら読み切ります。
  2. YouTube: 制度改正などの最新情報を得るため、信頼できる金融系YouTuberのチャンネルを2つに絞り、基礎講座の動画を繰り返し視聴します。
  3. 証券会社の情報: 自分が使っている、またはこれから使う予定の証券会社のサイトにある初心者向け解説ページを熟読し、知識を「実践」に直結させます。

4. まとめと次の予告

今回の記事では、挑戦の土台である「生活防衛費」の確認、最終目標である「経済的自由達成のための目標金額」の明確化、そして具体的な知識獲得の計画を立てました。

すでに投資を始めているという状況は強みですが、「知っている」と「理解している」の間にあるギャップを埋めることが、今の最大の課題です。この計画を着実に実行し、投資の「不安」を「確信」に変えていきます。

次は、リストアップした「テーマ1:新NISAとiDeCoの基礎知識」に焦点を当てた記事を執筆する予定です。経済的自由への道のりを、一歩一歩着実に進めていきます。

また次回の更新でお会いしましょう!