こんにちは!「30代の挑戦」をテーマに、人生のバケットリストを一つずつ埋めている私です。今回は、ずっと避けてきた……いえ、正確には「食わず嫌い」をしていたあの場所へ、ついに足を踏み入れました。
そう、海外旅行の絶対王者、ハワイです!
実は私、旅行会社で働いているのですが、ずっと人には言えない秘密がありました。それは、**「ハワイに一度も行ったことがない」**ということ。
「ハワイなんていつでも行ける」「日本人が多すぎて海外っぽくない」「物価が高いだけじゃないの?」……。そんな理由をつけては、他のマニアックな旅先を優先してきました。でも、旅行を仕事にする身として「ハワイ未経験」というのは、専門外と言い訳するにはあまりに大きな穴。そんな私が、なぜ今回ハワイ行きを決めたのか。そこには「プロとしての意地」と「夫婦の攻防」、そして「驚きのコスパ術」がありました。
1. 「日本の方がいい」と言う夫。立ちはだかる現実の壁
きっかけは、次の旅行先を検討していた時のこと。私の旅選びの基準はシンプルです。 「行ったことがない場所」、そして**「プロの目で見てお得なプランがある場所」**。
この条件で検索をかけた時、運命的にヒットしたのが、今回予約したハワイのプランでした。しかし、最大の難所は「夫の説得」です。夫はハワイに対して非常にクールな視点を持っていました。
「今は歴史的な円安だよ? ラーメン一杯3,000円とかするんでしょ?」 「日本語が通じる場所なら、沖縄で良くない? 移動も楽だし。」 「何より、日本の方が安くて美味しいものが多い。わざわざ高いお金と時間をかけて、不自由な思いをしに行く意味があるのかな?」
ぐうの音も出ない正論。正直、私も一瞬「確かに……」と怯みました。今の海外旅行は、燃油サーチャージも高いし、入国準備も面倒。美味しいものだって、日本の方が安くてクオリティが高いのは事実です。一時は「やっぱり国内温泉旅行にしようかな」と弱気になりました。
2. ステーキでは落ちない夫。救世主は「牛骨」だった
なんとか夫を振り向かせようと、私はハワイの「食」を武器に猛プレゼンを開始しました。 まず出したのは、ハワイの代名詞でもある**「ウルフギャングのステーキ」**。 「本場の熟成肉、すごいボリュームだよ!」と誘ってみたのですが、夫の反応は冷ややか。 「それ、クリスマスの時に丸の内(日本)で食べたじゃん。味もあっちの方が安定してるんじゃない?」
……失敗です。ならばとパンケーキやガーリックシュリンプ、アサイーボウルといった「キラキラ系ハワイ飯」の写真を並べましたが、夫は「日本でも食べられるし、並びたくない」と一蹴。
万策尽きたかと思った時、深夜のリサーチで辿り着いたのが**「アサヒグリル」のオックステールスープ**でした。
じっくりと煮込まれた牛骨の旨味が凝縮されたスープ、そこにたっぷりの生姜とパクチーを添えるスタイル。「おしゃれ」とは無縁の、無骨で力強い写真を見せた瞬間、夫の空気が変わりました。
「……骨が入ったスープか。これは気になる。これ、日本で食べられるお店あるの?」 「有名店はあるけど、この現地の雰囲気とボリュームはハワイでしか味わえないよ!」 この「ニッチな本物感」が、夫の好奇心に火をつけました。「そのスープを飲むためなら、行ってみてもいいかな」――ついに、ハワイ行きの切符を掴み取ったのです。
3. 旅行会社員の私が、あえて「他社」を選んだ理由
さて、ここからはプロとしての話です。 「自分の会社で予約すればいいのに」という声が聞こえてきそうですが、今回私が選んだのは**「NEWT(ニュート)」**という新興の旅行会社でした。
実は、旅行会社に勤めていても、プライベートでは他社を徹底的に比較します。むしろ、自分の会社を愛しているからこそ、「今のマーケットで他社がどんなサービスを提供しているのか」を知ることは、最高の勉強になるんです。
NEWTを選んだ理由は、圧倒的な**「コスパ」と「スマートさ」でした。 特に、今回予約したタイミングはホテルの改装工事期間**と重なっていました。
「工事中」と聞くとマイナスなイメージを持つかもしれませんが、実はこれ、旅行のプロが狙う最大の節約ポイントなんです。部屋のクオリティは変わらない、あるいはリニューアル直後の新築気分を味わえるのに、工事音などの影響(実際には昼間観光に出ていれば気になりません)で、料金が大幅に下がる。
先輩からも「今のアラモアナは狙い目だよ!」と太鼓判を押され、自分の会社と比較しても「今回はこちらが最適解だ」と確信して予約ボタンを押しました。
4. 徹底公開!3泊5日のツアースペックと戦略的立地
ここで、皆さんが一番気になるであろう「リアルな数字」を公開します。 ※昨年の予約内容なので、現在の相場とは異なる場合がありますが、参考にしてください。
- 航空会社:JAL(日本航空) あえてLCCではなくJALを選んだのは、長距離路線の安心感と、コツコツ貯めている「マイル」を考慮してのこと。
- ホテル:アラモアナ ホテル バイ マントラ(コナタワー シティービュー) ワイキキの中心街(カラカウア通り付近)からは少し離れますが、あえてここを選びました。理由は「アラモアナセンター直結」という利便性です。
- 合計金額:2人合計 ¥244,520
- 獲得ポイント:10,730ポイント
この「1万ポイント還元」には正直驚きました。「このポイントがあれば、また次の挑戦(旅行)に行ける……」という仕組みは、リピーターを育てるマーケティングとして非常に優れていると感じました。
また、アラモアナ地区を拠点にするメリットとして**「JCBカード」の活用**があります。JCBカードさえ持っていれば、中心街へ向かう「ピンクライン(トロリー)」が無料で乗り放題。こうした「持っているだけで得をするサービス」をフル活用すれば、円安のハワイでも賢く立ち回れるのです。
5. 「ハワイの虹」に賭けた、雨季終わりの旅
もう一つ、旅行会社員としてこだわったのが**「時期」です。 ハワイには乾季(5〜10月)と雨季(11〜3月)**があります。もちろん晴天が約束される乾季が人気ですが、私たちが選んだのは「雨季の終わり」でした。
雨季といっても、日本の梅雨のように降り続くわけではありません。サッと降ってパッと晴れる「スコール」が中心です。そして、雨季のハワイは別名**「レインボー・ステイト」**。雨が降るからこそ、巨大な虹に出会えるチャンスが格段に増えるのです。
「30代、仕事もプライベートも色々あるけれど、雨の後には虹が架かる」。そんなポジティブなメッセージを勝手に感じたくて、あえてこの時期を選びました。
6. 最後のひと押しは、期限切れ間近の「ESTA」
そして最後、私を物理的に動かしたのは、アメリカ入国に必要な**「ESTA(エスタ)」**の有効期限でした。 数年前にロサンゼルスへ行った際に取得したESTAは、2年間有効。その後ニューヨークへ行き、今回のハワイがまさに有効期限の最終コーナー。
最近ESTAは値上がりしてしまいましたが、私は値上がり前の4,000円もしなかった頃に取得した「幸運な世代」。 「この期限内にハワイに行けば、追加費用なしで入国できる。これは、ハワイに呼ばれている!」 そんな風に自分に言い訳を作って、ついに全行程が確定したのです。
エピローグ:ハワイ猛勉強、開始。
ハワイに行くと決まってからは、今までの「ハワイなんて……」という態度を180度転換し、ガイドブックやSNSで猛勉強の日々が始まりました。職場の先輩方にも「おすすめのABCストアの惣菜は?」「本当に美味しいポキ丼はどこ?」と聞きまくり、準備は万端。
「ハワイなんて興味ない」と言っていた夫を、アサヒグリルのスープは満足させられるのか? 旅行会社員の意地で見つけた格安プランは、果たして期待通りのクオリティなのか?
次回は、いよいよ成田空港からJALの翼でホノルルへ向かう、出発当日の様子からお届けします。30代、初めてのハワイ。そこには想像を超える「魔法」が待っていました。
記事を読んでくれた皆様へ
この記事を読んで「ハワイ、やっぱり行きたいかも」と思った方へ。 「今の自分にとってのベストタイミング」は、意外と身近なところに落ちているかもしれません。私の場合はそれが「牛骨スープ」と「ESTAの期限」でした。 ぜひ皆さんも、自分なりの「旅の理由」を探してみてくださいね!
【次回予告】やっぱりハワイは、タダモノじゃなかった。
無事に夫の許可を取り、ESTAの期限にも間に合い、プロの意地で見つけた「お得なプラン」を握りしめて向かった成田空港。
正直、飛行機に乗る直前まで私はまだ疑っていました。 「ハワイなんて、どこを切り取っても見たことある景色なんじゃないの?」 「結局、日本人が多い観光地なんでしょ?」
しかし、JALの翼でホノルルに降り立ち、一歩空港の外に出た瞬間。 私のそんな「ひねくれた予想」は、ハワイの風によって一瞬で吹き飛ばされることになります。
次回:【3泊5日ハワイ旅行記②】 ついに上陸!ホノルルの風と、ハワイ未経験者が受けた「洗礼」。そして、念願のオックステールスープとの対面……。
「ハワイなんて……」と言っていた夫の顔が、驚きの色に変わった瞬間とは? 30代の私たちが、到着初日にしてハワイの虜になってしまった理由をお届けします。
