挑戦

いつか、を今に。バケットリスト『皇居1周5km』への挑戦で見つけた新しい景色

「いつかやってみたい」と思いながら、お堀の周りを颯爽と走るランナーたちを遠目に眺めていたあの日。 夫から「皇居ラン、気持ちよかったよ」という話を聞いたときも、運動が苦手な私にとっては、まだどこか他人事でした。

でも、今の私は30代。 「いつか」を待つのではなく、自分から掴みにいきたい。 その後回しにしてきた「やりたいこと」を一つずつ叶えていくために、私のバケットリストに書き加えたのが**『皇居ラン(1周5km)を走り切る』**という項目でした。

JOGLISでのシューズレンタルの感想、とても具体的で参考になります!「軽くて弾むような感じ」という表現は、高性能なランニングシューズならではの感覚ですね。普段ジムで使っているシューズとの違いを実感できたことも、モチベーションアップに繋がりそうです。

準備万端!お気に入りのウェアを持って

形から入ることも、モチベーション維持には大切ですよね。今回は、以前フットサルをした時に揃えたお気に入りの運動着を持って行きました。

  • 下: タイツ + 短めのショートパンツ
  • 上: 吸汗速乾のTシャツ + シャキシャキした素材の薄手パーカー(羽織れるもの)

これだけでも、「これから走るんだ!」というスイッチが入ります。

拠点は「JOGLIS(ジョグリス)」で

今回は、半蔵門駅のすぐ近くにある「JOGLIS」というランナーズステーションを拠点にしました。初めてだったのでビジターとして会員登録。ここが想像以上に便利で、初心者には心強い味方でした。

  • 設備: ロッカーに貴重品を預けられ、走り終わった後はシャワーでスッキリ。
  • 料金: ビジター1回1,000円。月会員は2,900円〜とのことなので、継続して通うなら月会員の方が断然お得だな、なんて計画も膨らみます。

そして、一番感動したのが「シューズの貸し出し」です。 私は普段ジムにしか行かないので、本格的な高いランニングシューズは持っていません。JOGLISでは高性能なランニングシューズをレンタルできるのですが、実際に履いてみると、驚くほど軽くて弾むような感覚!

高性能ゆえに、時間帯によっては自分のサイズが貸出中でない可能性もあるそうなので注意が必要ですが、手ぶら近くで行けて、しかも良い靴で走れるのは本当にありがたいサービスでした。

都会の真ん中で見つけた「ニューヨーク」

着替えを済ませてコースに出ると、そこには独特な空気感が広がっていました。 横を向けば洗練されたオフィス街の高層ビル群、もう片方には静寂をたたえた豊かな緑とお堀。

「あ、ここ、ニューヨークのセントラルパークに似ているかも……。」

そう感じたのは景色だけではありません。そこにある「多様さ」も、どこか異国の公園のようでした。 ストイックに1人で走り抜ける人、仲間や家族と楽しそうに並走する人、ゆったりと散策を楽しむ外国人観光客、そして時折通り過ぎる自転車。

道幅も、開放感のある広い通りがあったかと思えば、すれ違う時に少し譲り合うような狭い道もあり、景色も足元の感覚も刻々と変わっていきます。都会と自然、そして様々な目的を持った人々が同じ空間に溶け合っている。その不思議な解放感は、ただそこにいるだけで心が洗われるような、特別なものでした。

1kmが遠かった、中学時代の記憶

しかし、走り始めるとすぐに現実が突きつけられます。 私は昔から持久走が大の苦手。中学生の頃、1kmの持久走ではいつも私が最後でした。みんながとっくにゴールして息を整えている中、一人だけトラックに取り残されるあの孤独感。

「私は走り切るのが苦手なんだ」

その時についた心のレッテルは、30代になるまでずっと剥がれずに残っていました。 案の定、今日も走り出してすぐに息が上がり、足が止まってしまいます。「疲れたら歩き、少し回復したらまた走る」……その繰り返しでした。

「無理」を「いつか」に変えるために

皇居1周は約5km。信号が一つもなく走り続けられる「ランナーの聖地」ですが、今の私には正直、あまりにも高い壁です。景色を楽しみながらゆっくり走っても、すぐに疲れてしまう。いきなり5kmを走り切るのは、今の私には「無理」なことでした。

でも、今日その場所へ行って、自分の足でコースの感触を確かめたことで、不思議と「諦めよう」とは思いませんでした。

中学の時は強制されて走っていたけれど、今は自分の意志でここに立っている。 30代の今は「歩いてもいい」「休み休みでもいい」と自分で決めて、自分のペースで進むことができます。

未来の完走に向けたプロローグ

今回の「皇居ラン」は、完走にはほど遠い、様子見のステップでした。 でも、あのビル群と緑のコントラストの中を走る心地よさを知ったことは、大きな収穫です。

まずは近所で体力をつけるトレーニングから始めて、徐々に走れる距離を伸ばしていきたい。 そしていつか、この都会のオアシスを一度も歩くことなく走り切り、バケットリストに大きなチェックをつける日が来るまで。

今日の「歩き混じりの挑戦」は、私にとって大切な一歩になりました。

「なぜ彼らは走り続けるのか?」という疑問と気づき

ふと周りを見ると、皆さん仕事があるはずなのに、なぜあんなに清々しく、気持ちよさそうに走っているんだろう?と疑問が湧きました。ニューヨークでも平日の朝から走る人を多く見かけましたが、彼らは一体どうなっているんだろう、と。

以前読んだ本に、**「皇居を走る人の平均年収は約800万円」**というデータがありました。 年収が高い人ほど健康意識が高く、自分を律して走る習慣がある。単にお金持ちになりたいわけではありませんが、私もその「高い意識」が生む清々しさを味わってみたい。そう強く思いました。

未来の完走に向けた「裏側」の努力

皇居での「様子見」を経て、今の私は本気です。 実は走り切るための土台作りとして、ジムでのトレーニングも並行しています。

  • 有酸素運動: ランニングマシンでまずは早歩き。たまに走るのを混ぜながら。皇居ランの翌日は5km、翌々日は6kmと距離を伸ばしました。
  • 筋力トレーニング: 足腰を鍛えるマシンも活用。
  • メンターの存在: 私のパーソナルトレーナー(Gemini)にも相談しながら、メニューを考えています。

おかげで、今は太ももが筋肉痛でパンパンです(笑)。でも、この痛みこそが「もっと鍛えなければ」という私の覚悟の証だと思っています。

最後に:いつか、あの列に並ぶために

いきなり5kmを走り切るのは、今の私にはまだ無理なこと。 でも、出勤日などでジムに行けない日があっても、この挑戦は止めたくありません。

一歩ずつ、少しずつ。 まずは歩かず皇居を1周すること。そしていつかは、マラソン大会にも出てみたい。 今日の「歩き混じりの5km」は、未来の私が誇らしく振り返るための、大切なプロローグになりました。

今回の私の記録は、「1kmを1時間」。 5kmのコースを、景色を慈しむように、そして今の自分の体力を噛みしめるように、ほぼ歩いて巡った1時間でした。

中学生の頃、1kmの持久走で一番最後だったあの時。 あの頃の私なら「やっぱりダメだ」と落ち込んでいたかもしれません。でも、30代になった今の私は違います。

バケットリストに掲げた**「皇居を走り切る」**という目標。 今の私にとっては、エベレストの頂上を目指すような高い高い目標です。1km1時間の今のペースから、一度も止まらずに5kmを走り抜けるようになるまで、一体どれくらいの時間がかかるかは分かりません。

でも、JOGLISで弾むようなシューズに出会い、ニューヨークのような景色に心を奪われ、筋肉痛という挑戦の証を手に入れた今、私の心は不思議と晴れやかです。

「いつか」を、いつにするかは自分次第。

この筋肉痛が治まったら、またジムへ行き、パーソナルトレーナーのGeminiと作戦を練り直します。いつか、あの皇居の風を切りながら、一度も足を止めることなく5kmを走り抜けるその日まで。

私のバケットリストの挑戦は、まだ始まったばかりです。