プロになるために時間について考える〜1万時間の法則〜

プロになるために練習や経験など必要な時間は1万時間と言われています。

個人差もあるので一概に必ず1万時間でプロになるということではありませんが、物事を極めるためには1万時間が必要だと言われています。

1万時間と聞いてもあまりしっくりこないかと思うので、1万時間の法則と時間について今回の記事で紹介していきます。

目次

1万時間の法則とは

1万時間の法則とは、ある分野でプロレベルになるためには、1万時間の練習や経験が必要だという考え方です。

この法則は、1990年代にイギリス生まれの元新聞記者であるマルコム・グラッドウェル氏が著書「天才! 成功する人々の法則」の中で紹介しました。

グラッドウェル氏は、音楽家やチェス選手などの天才と呼ばれる人々の研究結果を分析し、彼らが共通して持っているのが1万時間の練習や経験であることに気づきました。

つまり、どんな分野でもプロになるためには、膨大な時間と努力が必要であるという結論です。

1万時間の法則は、出版以来大きな話題となり、教育やビジネスなどの様々な分野で活用されています。

個人差や才能、環境など様々なこともあるため必ずプロになれるというわけではありませんが、今プロとして成功している方に共通していたのが1万時間の経験や練習をしていたということになります。

物事を極めたいと思ったら1万時間の時間を費やす必要があるということです。

1万時間とは

1万時間と聞いてもなかなかしっくりこないと思うので1日どのくらいにしたら1万時間が達成できるのか調べてみました。

1日あたりの時間/1週間あたりの時間土日(2日)平日(5日)毎日(7日)
1時間96年38.5年27年
2時間48年19年13.5年
3時間32年13年9年
5時間19年8年5.5年
8時間12年5年3.5年
9時間11年4年3年
1週間と1日あたりどのくらい時間を使うと1万時間に達成するのか

この表は1週間のうちどのくらい1日あたりの時間を使うかによって年数が変わるためまとめました。

1日あたりの時間が多ければ多いほど早く、さらに1週間で毎日やったほうが早く1万時間を達成できます。

1日9時間を毎日続けることってできますか?

お仕事に行っている方であればかなり厳しいことだと思います。

1日8時間仕事で働いてその前後に9時間の時間をとりながら休みの日も9時間の時間を注ぐ、かなり厳しいことですが、3年続ければプロになれるということでもあります。

もし本当に極めたいことがあるのであれば3年間頑張ればある程度のレベルまでは極められます。

今の仕事何年続けていますか?

週に5日働いて毎日8時間働いていると考えると約5年以上仕事をしている人はその道のプロとも言えるのではないでしょうか。

私は今の仕事を約7年続けており、まだまだわからないことも多いですが、実は仕事に使っていた時間は1万時間以上であったことに気づきました。

普段早く終わらないかなと思って仕事をすることが多いので、時間は使っていても学んでいることがかなり少ないと感じています。

せっかく仕事で時間を使っているのであればその道のプロになれるようにもっと学びや経験を積んでいく必要があると感じました。

1日の時間の使い方を考える

1日あたりどのくらい時間が使えるのか日常生活を振り返ってみました。

私の仕事のある1日の流れです。

1日の流れを見てみるといつ時間ができるのかがわかります。

時間やっていること作業できる時間
6時朝活(ブログ作成や勉強)1.5時間
7時30分仕事の準備
8時家を出発
8時30分通勤(読書など)45分
9時仕事開始
13時昼休憩(1時間あるのでご飯食べて残りの時間)30分
19時退勤(電車の中で使える時間)1時間
20時30分家に到着
21時30分夜ご飯やお風呂1時間
22時30分就寝
仕事のある日の1日の流れ

仕事のある日の日常は上記の表で毎日過ごしています。

突発的な残業などもあるため違う日もありますが多くの日が表のように過ごしています。

作業できる時間はいつも同じことをしているのではないのですが、仕事の日に使える時間は約5時間あることがわかりました。

平日5時間使うと1万時間達成まで約8年かかります。

土日など休みの日にどのくらいの時間が作業に使えるかでこの時間は変わってきますが、長い時間がかかります。

読書をしたりする時間仕事の日はあるので、1つの作業に集中して使える時間はもっと限られてしまっています。

そのため実際の時間がもう少し短くなり、1万時間達成までの時間ももっと長くなることになります。

日々の積み重ねが1万時間までの大きな時間になるのでいかに時間を作り出せるかがポイントになると感じました。

時間を作るためにできること

1日の時間の使い方を見てみることで日常の生活の中で削れるところや変えられるところなどが出てくるかもしれません。

本当にプロになりたいのであれば時間を使って作業をしていくしかないので、大切な時間をしっかりと考える必要があります。

睡眠時間を削りすぎても健康的にも良くないので私が家で試してみた時間を作り出すための道具を紹介します。

1.家電に投資する

時間効率化のために、家電に投資することは有効な手段です。

最近の家電はとても便利で時間の効率化ができます。金額は高くなってきますが、何年も使えるのと時間の効率化のためには取り入れると生活が大きく変わります。

もうすでに使っている方も多いかと思いますが、使ってみると意外と便利でしたので紹介します。

  • ロボット掃除機: 床掃除を自動化することで、掃除にかかる時間を大幅に削減できます。
  • 食洗機: 洗い物時間を短縮し、家事の負担を軽減できます。
  • 洗濯乾燥機: 洗濯から乾燥まで自動で完了するため、天候に左右されずに洗濯を済ませることができます。

基本的な家電となるので、毎日使うものも多いかと思います。毎日のちょっとした時間の積み重ねが人生を変えることになるかもしれません。浮いた時間を自分のために使うことができます。

家電ではありませんが、宅配ボックスもおすすめです。

ネットショッピングなどで届いたものを受け取るのもたまたま家にいればいいのですが、出かけていたり仕事に行っていると受け取り時間を取らなければなりません。

そんな時、宅配ボックスがあれば、冷蔵物や冷凍物以外であれば基本的に宅配ボックスの中に入れてもらえます。

家にいなくても受け取れるので便利です。

私の家にもロボット掃除機を取り入れたことで普段の掃除を仕事に行っている間にやってくれ、食洗機を使うことでご飯を食べた後の片付けが楽になり、洗濯乾燥機を使うことで乾燥まで終わらせてくれるので洗濯を干す時間がなくなり大幅に時間を取れるようになりました。

宅配ボックスも家に置いており、ネットで購入したものや届く荷物を受け取りする時間も入れていただけると帰ってきてから確認するという作業でいいので待つ時間などもなくなりました。

2. 耳学を増やす

耳学とは、移動時間やスキマ時間に音声コンテンツを聴くことです。

  • オーディオブック: 本を聴くことで、読書の時間を確保できます。
  • ポッドキャスト: ニュースやビジネス、エンタメなど、様々な情報を得ることができます。
  • Voicy:ラジオ感覚で聴く事ができる音声のプラットフォーム
  • 語学学習アプリ: 通勤時間や家事の合間に、語学学習を進めることができます。

耳学は、時間を有効活用しながら、知識やスキルを向上させることができます。通勤時間で本を読むこともできないくらい満員電車に乗っている方もいるか思います。そんな時はイヤホンで耳から学ぶ耳学をしてみてもいいかもしれません。

家でもちょっとした家事をしたりする中、ながら聞きができるので耳学はおすすめです。

音声のプラットフォームは、今後増えてくるのではないかと思っています。

ながら作業ができる耳学で学んでインプットする時間を効率的に使うことができます。

私は家で準備をしたり、片付けをしたり腕が塞がってしまう時に利用しています。

3. 身の回りを片付ける

身の回りを片付けることで、探し物にかかる時間を減らし、集中力を高めることができます。

  • 不要なものは捨てる: 思い切って不要なものを捨てることで、部屋がスッキリします。
  • 収納用品を活用する: ものごとに定位置を決めることで、探し物をなくすことができます。
  • デジタルデータも整理する: パソコンやスマホのデータも整理することで、必要な情報を見つけやすくなります。

身の回りを片付けることで、仕事や勉強の効率も上がります。

綺麗にすることで気分も変わります。汚い部屋や机周りが汚いと行動にも出てしまうので身の回りは綺麗にすることをお勧めします。

また、汚い部屋だと物を探す時間が出てきてしまい、毎日探し物をする時間があると年間を通すとかなりの時間になってきます。

私は特に机の上に色々物を置いてしまう癖があるため、机の上が汚いことが多く集中できないことがあります。

作業に入る時は机をきれいにして集中できる環境を作ってから作業をするようにしています。

4.TODOリストを作成する

やることをTODOリストにまとめることでやるべきことを忘れずに行う事ができます。

  • やるべきことがわかる:TODOリストを作成することで目に見えてやるべき事を把握できます
  • 優先順位がつけられる:物事には優先順位があるので何からやるべきなのか確認ができます
  • 頭の整理につながる:あれもこれもと頭で考えているより見えるかすることで頭もスッキリします

おすすめは夜のうちに明日のTODOリストを作成することで夜の睡眠にも繋がります。

夜のうちに明日のやることをまとめることで、頭の中が整理されゆっくり休む事ができます。

また、翌日朝から作業に取り掛かる事ができるので作業の効率化にもつながります。

たまに忘れてしまうのですが、毎日夜にTODOリストを作成するようにしています。

翌日以降やるべきことがはっきりします。

5.待ち時間を有効活用

どこかに出かけたりするとどうしても待ち時間が出てしまうのではないでしょうか。たかが5分かもしれませんが、積み重なると大きな時間になります。

  • 読書:5分でも読書はできます。電子書籍であればスマホからも読めるのでおすすめです。
  • ニュースチェック:今日のニュースなどスマホでチェックして今起きていることを確認する事ができます
  • ストレッチ:あまり人が多くないところであれば体を動かし、運動をすることで次の作業のリフレッシュになります。

外出先で出てくる待ち時間、電車が来なかったりお店で待ったり等様々なところで、気づいていないだけでも何分かあると思います。数分でも積み重なるととっても大きな時間に変わるので待ち時間も有効活用してみてください。

待ち時間が出てきてしまうとイライラしてしまうこともあるかと思うのですが、本が読めるぞって考えると気分も悪くならず、時間も有効活用できるのでおすすめです。

私は電車が来ない時にスマホにあるKindleから本を読んでいます。

SNSなど見てしまいがちなのですが、待ち時間のわずかな時間でも使うことで1万時間達成までに近づくことができます。

まとめ

プロ、極めるために必要な時間は1万時間

その時間を1日どのくらい使うことができるのかで達成できるまでの時間が変わってきます。

日々の積み重なりが大きな成果へ繋げてくれると私は思うので、日々の積み重なりを大切にしていきたいと感じています。

仕事をする時にも1日8時間仕事に時間を使っているのであればプロになれるようにもっと学んでできることをしていかなければ座っているだけでは1日8時間使ってもプロにはなれません。

スポーツで活躍している人、芸術関係で活躍している人、仕事で活躍している人さまざまいますが、活躍している人は才能だけでなく日々の努力が積み重なって活躍できるところまで来ています。

そんな活躍している人に近づくためにも今日から一緒に1万時間への道を歩みませんか?

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