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ミニマリストに憧れる、捨てられない私の奮闘記。〜「損失回避」という本能に勝てるのか〜

明けましておめでとうございます。2026年がいよいよ幕を開けました。 新年といえば、新しい自分に生まれ変わりたいと思うもの。私の今年の目標は「ミニマリストに近づくこと」なのですが……初日からその道のりの険しさを痛感しています。

12月のボーナス、ブラックフライデー、クリスマス、そして初売り。この「散財戦線」の中で迷走する私の、リアルな本音を綴ってみたいと思います。

■ 目次

  1. そもそも「ミニマリスト」と「断捨離」って何が違うの?
  2. 断捨離リバウンドの謎。捨てても捨ててもモノが増える理由
  3. YouTubeの罠。ミニマリストに憧れて「モノを買い足す」矛盾
  4. 9時オープンの戦場。ドンキの「100円福袋」で知った敗北感
  5. 福袋の「光と影」。母との思い出とクーポンの罠
  6. 心理学が暴く「損をしたくない」という強烈な本能:損失回避
  7. 「手前」の服と1年前の調味料。捨てられない自分が嫌になる時
  8. 「形から入りたい」欲求と、ミニマリズムの折り合い
  9. 「単身赴任先」を、自分を変えるための実験場に
  10. 「せいろ」が教えてくれた、本当のミニマリズムへの第一歩
  11. 捨てられない私がミニマリストに近づくための3ステップ

1. そもそも「ミニマリスト」と「断捨離」って何が違うの?

よく混同されますが、実はこの2つには明確な違いがあります。

  • 断捨離: 不要なモノを「断ち、捨て、離れる」という一時的な行動のこと。
  • ミニマリスト: 自分にとって本当に大切なモノを見極め、最小限で生きる**スタイル(状態)**のこと。

2. 断捨離リバウンドの謎。捨てても捨ててもモノが増える理由

私はこれまで何度も「断捨離」をしてきました。一気にモノを捨てて達成感に浸ったこともあります。でも、数ヶ月経つと不思議なことにまた元通り。それは、蛇口(買い物)を開けっ放しにしたままバケツの水を汲み出しているような状態だったからです。「捨てる痛み」はその時だけですが、「入ってくる誘惑」は毎日やってきます。考え方の根本を変えない限り、このリバウンドからは抜け出せないのだと痛感しました。

3. YouTubeの罠。ミニマリストに憧れて「モノを買い足す」矛盾

YouTubeを開けば、素敵なミニマリストが「こだわりの逸品」を紹介しています。その佇まいがあまりにかっこよくて、「これを買えば私もあの世界に近づけるかも!」とついポチってしまう。本来、モノを削ぎ落とすのがミニマリズムなのに、憧れるあまり新しいモノを買い足してしまう……。皮肉なことに、動画を見れば見るほど私の持ち物は増えていくのでした。

4. 9時オープンの戦場。ドンキの「100円福袋」で知った敗北感

そんな「お得」の誘惑に勝てなかったのが、今朝の出来事です。9時オープンに合わせてドンキホーテへ走り、SNSで話題の「先着限定・100円福袋」を狙いました。 1,000円相当以上の品が入って100円。「買わなきゃ損!」と意気込みましたが、現場は想像を絶する争奪戦。結局、私がたどり着いたときには完売。同級生がパパになったり、眩しい誰かの人生と比べて、頭の中はごちゃごちゃになってしまいました。

5. 福袋の「光と影」。母との思い出とクーポンの罠

私は昔から福袋が大好きです。子供の頃、母と一緒に年始の福袋に並んだ楽しい思い出が今も私を突き動かします。 でも現実は、使い道がわからないモノに困ったり、昨年買った大戸屋の福袋のように、クーポンの期限に追われて無理やりお持ち帰りで使い切る、なんてことも。「お得」を手に入れたはずが、実は「期限という義務感」を買っていたのかもしれません。

6. 心理学が暴く「損をしたくない」という強烈な本能:損失回避

なぜ私は「100円」に必死になり、使わないクーポンを無理に消化したのか?そこには**「損失回避(そんしつかいひ)」**という心理が隠れています。人間は「得する喜び」より、「損をする痛み」を2倍以上強く感じるのだそうです。「逃せば大損だ!」という本能が、冷静な判断を狂わせます。元旦の穏やかな心という大きな価値を損なっていたことに、ようやく気づきました。

7. 「手前」の服と1年前の調味料。捨てられない自分が嫌になる時

洗濯した服をいつも「手前」に入れるため、結局いつも同じ服ばかり着ている私。せっかく買った服は「後ろ」で眠るだけ。賞味期限が1年過ぎた調味料を前に「いつか使うかも」と手が止まる。そんな「無駄が多い自分」に嫌気がさすこともありました。

8. 「形から入りたい」欲求と、ミニマリズムの折り合い

私は新しいことに挑戦したい時、どうしても「まず道具を揃えたい」と思ってしまいます。形から入ることで気合を入れたい。けれど、それが「一度しか使わない物」を増やす原因にもなる。この葛藤こそが、私がミニマリストになれない最大の壁でした。

9. 「単身赴任先」を、自分を変えるための実験場に

実は今、夫の単身赴任先に滞在しています。ここには自宅で捨てられなかったモノをたくさん持ち込んでいましたが、赴任から1ヶ月、一度も触っていないモノばかり。 今日、私は決めました。これらをすべて袋にまとめ、赴任が終わるその日まで開けない**「期限付きの封印実験」**を始めます。一度も開けなければ、潔く手放すか、中古屋さんに持っていく。「いつか使う」を「赴任終了まで」という明確な期限に置き換えてみます。

10. 「せいろ」が教えてくれた、本当のミニマリズムへの第一歩

昨夜使った「24cmの竹せいろ」は、蒸し器であり、お皿であり、インテリアでもある。「1つあれば、他がいらなくなる」もの。これからの私の挑戦は、徹底的にこだわった「多機能な一生モノ」だけを手に入れる。これが私の新しいルールです。

11. 捨てられない私がミニマリストに近づくための3ステップ

  1. 「捨てる」ではなく「一軍を選ぶ」:明日避難するとしたら持っていくモノを愛でる。
  2. 「洗濯物を奥から入れる」挑戦:後ろの服を強制的に出し、手放す練習をする。
  3. 「1つ買ったら2つ手放す」:モノを増やす時は、今の「後ろの服」を2つ手放す。

おわりに

ミニマリストへの道は、せいろで食材を蒸し上げるように、時間をかけてゆっくり進むもの。勇気が出なくて捨てられないモノがあってもいい。でも、2026年は「お得」という呪いから抜け出して、自分にとっての「本当の納得感」を大切に歩いていこうと思います。