日本でもブロードウェイ気分?

ニューヨーク旅に行ってからブロードウェイのような舞台やミュージカルに興味を持ったので、日本でも楽しめるミュージカルに行ってきました。

少し前となるのですが、とても素晴らしかったので紹介します。

今はすでに終演している内容となりますのでご了承ください。

目次

今回見た作品

今回見た作品は下記となります。

CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』

公演期間:2025年2月14日~2月28日

公演劇場:帝国劇場

概要:帝国劇場が建て替えのため休館するにあたり、その歴史の集大成として上演されたコンサートです。

   帝国劇場の59年の歴史を、豪華キャストによるミュージカルナンバーで振り返ります。

   帝国劇場の舞台機構をフル稼働した演出も大きな見どころです。

日程によってキャストが変わります。

今回は2月15日に行ってきました。

歴史を遡る

皆様は帝国劇場で様々な舞台やミュージカルが公演されていることをご存知でしたか?

かなりの歴史があるようで入り口から入ると多くの作品が公演されていたことがわかります。

日本のオリジナル作品もあれば、ブロードウェイからきた作品も数多くありました。

私は昨年から興味を持ったためほとんどの作品を知ることなくここまできてしまったのですが、帝国劇場へ行って歴史を感じることができました。

ニューヨークに行かなければブロードウェイは観えないと思っていましたが、日本でも公演をしていることを知って日本でもっと作品の勉強をしなければと思いました。

時代ごとの作品がまとまっているので好きな作品を探したり、思い出のある作品を探したりできるのも楽しいなと思いました。

かなり前から多くの作品が公演されていたことがわかります。

2015年から2025年は一番最新です。

やはりここの写真を撮っている方が一番多かったように思います。

公演前に撮影する人がものすごいことになっていました。

2階は比較的落ち着いていましたが、1階は飲食を購入される方、帝国劇場のオリジナルグッズを購入される方、写真を撮る方という感じですごいことになっていました。

トイレもかなりの列ができていました。

CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』 について

今回の作品について紹介していきます。

帝国劇場の歴史を彩ってきた数々のミュージカルナンバーとなっていました。

豪華キャストによる圧巻のパフォーマンスで、帝劇ならではの舞台機構を駆使した演出となっています。

2月15日のキャストの方は下記写真の方となります。

公演期間中ずっと出ている方もいるのですが、公演日によってゲストの方が変わったりするので何回観てもそれぞれ違った楽しみ方ができるのかなと思います。

今回にプログラムはAプログラムでした。

2日、3日ごとにプログラムが変わり、キャストの方、ゲストの方も変わっていきます。

チケットを取るのも大変でした。

初めの抽選に外れてしまい、先着順の応募でなんとかチケットを購入することができました。

かなりチケットの倍率も高そうです。

また、こちらのチケット転売などがないように、顔写真の登録をする必要があります。

チケット番号に顔写真を紐付けして、入り口のところでチケットのQRコードをかざし、顔認証も行う必要がありました。

今までコンサートなど行ったことがありますが、チケットをかざすことはありましたが、顔認証まですることはなかったので衝撃的でした。

顔認証は海外旅行など行って税関など通る時にあるような認証システムでした。

今の時代転売なども多く、困っているのかもしれないですね。

今回の上映時間が出てました。

とても長い公演でした。休憩を挟んで3時間!

休憩時間は会場から出てロビーで飲食されている方、トイレに行く方が多かったです。

トイレもかなりの列でした。

調べてみるとブロードウェイの公演時間も長いのですね。

ブロードウェイミュージカルの上演時間は、作品によって大きく異なりますが、平均的には2時間半から3時間程度です。

  • 1幕: 1時間から1時間半
  • 休憩: 15分から20分
  • 2幕: 1時間から1時間半

ただし、これはあくまで目安であり、以下のような要因によって上映時間が変動することがあります。

公演の感想

どのキャストの方も歌がとても上手で聞き入ってしまいました。

作品を知らなくても歌と演出などから作品の一部が伝わってきて、とても感動しました。

作品を知っている方ならもっと楽しめる公演だったかと思います。

ブロードウエイで公演されていたものが日本版にリメイクされて上演されていることを知らなかったので、ニューヨークに行くことができなくても楽しむことができるということを知りました。

ニューヨークでは本場のいいところがあるのですが、日本でも楽しむことができ、誰でも身近に感じることができるものだと思います。

劇場で楽しむことで引き込まれる舞台やミュージカルの魅力をより感じることができました。

帝国劇場について

帝国劇場は、日本の演劇界を代表する劇場の一つであり、その歴史は1911年にまで遡ります。

概要

  • 所在地:東京都千代田区丸の内三丁目1番1号
  • 運営:東宝株式会社
  • 客席数:1,897席
  • 特徴:
    • 日本初の西洋式劇場として開場
    • ミュージカル、演劇を中心に幅広いジャンルの公演を上演
    • 日本の演劇文化を牽引する存在

歴史

  • 1911年:日本初の西洋式劇場として開場
  • 1923年:関東大震災により焼失
  • 1924年:復興開場
  • 1940年:東宝株式会社が運営を開始
  • 2025年2月:建て替えのため休館
  • 2030年:新劇場開業予定

特徴

  • 日本のミュージカル文化の発展に貢献:『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『ミス・サイゴン』など、数々の海外ミュージカルの日本初演を行いました。また、『千と千尋の神隠し』など、日本オリジナルのミュージカルも多数上演しています。
  • 多彩な公演ラインナップ:ミュージカルだけでなく、ストレートプレイ、歌舞伎、コンサートなど、幅広いジャンルの公演を上演しています。
  • 豪華な劇場空間:赤い絨毯が敷き詰められたロビー、シャンデリアが輝く客席など、豪華で重厚な劇場空間が魅力です。
  • アクセスの良さ:JR・東京メトロ有楽町駅から徒歩圏内と、アクセスも抜群です。

その他

  • 帝国劇場は、日本の演劇界を代表する劇場として、多くの人々に愛されています。
  • 2030年の新劇場開業に向けて計画が進められています。

歴史を感じる建物です。

公演前の帝国劇場の前です。

開演前ということも有りかなりの人でした。

中に入りまでに帝国劇場の周りを半周以上しました。

写真を撮っている方も多かったです。

帝国劇場内のステンドグラスです。

帝国劇場ロビーにあるステンドグラスは、芸術家、猪熊弦一郎氏によって制作された作品で「律動」という名前です。

  • 作品: 猪熊弦一郎作「律動」
  • 特徴:
    • 7枚の異なる絵柄のステンドグラスで、長さは20メートルを超える大作です。
    • ステンドグラスの対面にはステンレス製のすだれがあり、ステンドグラスが映り込む様子も美しく、大階段を上って2階から眺める光景が印象的です。
    • 後ろからライトで照らしているので、雨の日でもガラスの色がきれいに透けて見えます。

上から見ても下から見てもすごい迫力でした。

今後の帝国劇場について

帝国劇場は、2025年2月末をもって一時休館し、建て替え・リニューアルを行う予定です。以下に、今後の帝国劇場に関する情報をまとめました。

建て替え・リニューアルの概要

  • 計画名: (仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)
  • 休館期間: 2025年2月末~2030年度(予定)
  • リニューアルのポイント:
    • あらゆる人々がより快適に観劇できる“新帝国劇場”を目指す。
    • 帝劇周辺の自然環境を“ヴェール”で包み込むような建築。
    • エントランスから客席・舞台までが一直線の新構造。
    • 自然光の差し込むホワイエ、「記憶の継承」も検討。
    • 劇場内外にカフェを充実。
    • 地下には、エレベーター・エスカレーターを設けた劇場ロビーを新設し、地下鉄からもよりアクセスしやすくする。
    • 現行の劇場空間の配置を90度回転させた配置へと変更する。
    • 皇居側から差し込む美しい西日など、周辺の豊かな自然環境の魅力を感じられるような空間へと一新する。

休館中の上演について

  • 休館中の上演の場として明治座を利用することが発表されています。

その他

  • 新たな帝国劇場は、初代と現在の帝劇独自の特徴を更に発展させることを軸に、客席・舞台は現状と同規模とし、ロビー空間やバックヤードを充実させ、劇場の演出技術を豊かにすることで、世界に発信する日本のフラッグシップの劇場として誕生します。

まとめ

帝国劇場の最後の公演として今まで公演されてきたミュージカルの一部をコンサートにした今回の公演はとても素晴らしかったです。

そして帝国劇場に長い長い歴史があることを知りました。

キャストの方、お客様それぞれに思い出がある劇場が新しくなるということで、寂しさもありますが、今後の劇場、公演に期待をしたいと思います。

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