2025年も残すところあと数時間となりました。 街全体がどこか慌ただしくも、凛とした空気に包まれるこの大晦日。皆さんはどのような景色の中で、このブログを読んでくださっていますか?
私にとっての2025年は、一言で表すなら「アップデート」の年でした。 旅の楽しみ方、ブログへの向き合い方、そして大切な家族との距離感。当たり前だと思っていた日常が、少しずつ、でも確実に新しく塗り替えられていった1年。
今日は、今年私を形作った3つのトピックと、この1年を支えてくれた方々への心からの感謝を、ゆっくりと綴ってみたいと思います。
2025年、私を構成した3つのトピック
① シンガポール旅行:機内で流した涙と、旅の概念が変わった「投資」
今年最大のハイライトは、念願だったシンガポール旅行です。なかでもマリーナベイサンズへの宿泊は、単なる「観光」を超えた、私の人生観を揺さぶる体験となりました。
まず驚いたのは、生まれて初めて利用した国際線のプレミアムエコノミー。 これまでは「移動は我慢するもの」と思っていましたが、ゆったりとしたシートと充実したサービスに触れ、「移動の時間そのものを楽しむ」という豊かさを知りました。移動に投資をすることで、現地に着いた瞬間のエネルギーが全く違う。この気付きは、今後の私の人生における「お金と時間の使い方」に大きな影響を与えてくれました。
そして、その快適な機内で鑑賞したのが、松たか子さん主演の**映画『ファーストキス 1ST KISS』**でした。 タイムトラベルを通して、再び夫と恋に落ちていく主人公の姿。倦怠期を乗り越え、お互いの大切さに気づいていく夫婦の物語を雲の上で一人見つめながら、私の心には自然と隣にいる夫の顔が浮かんでいました。 「たとえ喧嘩をしても、マンネリを感じても、今こうして隣にいてくれるのは奇跡のようなことなんだ」 映画を観終えたあと、隣で眠る夫の手を握りたくなったのを覚えています。「夫と一緒に過ごす時間を、もっともっと大切にしていこう」。旅の始まりにそう心から誓えたことは、私にとって何よりの収穫でした。
現地で食べたもので一番心に残っているのは、絶品の**「チキンライス」**! お店ごとに味が違うのですが、鶏の旨味がこれでもかと染み込んだご飯がとにかく最高で、日本に戻ってからもあの味が忘れられず、炊飯器で再現して作るほどハマってしまいました。シンガポールの空気を思い出しながら作るチキンライスは、今や我が家の新しい定番メニューです。
② アドセンス合格:有料テーマへの投資が切り拓いた、ブログの第2章
ブログ運営において、大きな転換点となったのがGoogleアドセンスの合格でした。 実は、何度も不合格が続き、半分諦めかけていた時期もありました。けれど、「やっぱり発信することが好きだ」と踏ん張り、最後に選んだ選択が、WordPressの有料テーマへの変更でした。
それまでは無料テーマを使っていましたが、思い切って導入してみると、ブログの表情が一変。デザインが整い、自分が大切にしたかった「読みやすさ」が形になったことで、私自身のモチベーションも劇的に向上しました。合格できたのは、この「見た目の変化」と「本気で取り組む姿勢」が伝わったからかな、と思っています。
合格通知が届いたあの日の喜びは、一生忘れません。 「諦めなければ、道は開ける」。 この成功体験は、将来「フリーランス」として自立した自分へ繋がっている。そう確信できるようになった、大きな自信の源です。
③ 夫の単身赴任:離れて気づいた「日常」という名の奇跡
11月から始まった夫の単身赴任は、私たちの生活を大きく変えました。 家の中に自分一人しかいない静けさ。最初は「好きな時間に起きて、好きなものを食べる」という自由を楽しんでいましたが、ふとした瞬間にテレビを見て笑い合える相手がいない寂しさが、じわじわと押し寄せてきました。
機内で観た映画のメッセージとも重なりますが、「ただいま」「おかえり」という言葉がいかに温かく、尊いものだったか。離れて暮らすことで、日常という名の奇跡を再確認した気がします。 久しぶりに夫に会えたときは、この1ヶ月の出来事を全部報告しよう!と意気込むのですが、いざ顔を見るとホッとしてしまい、話したかった内容がどこかへ飛んでいってしまう。そんなもどかしい時間さえも、今は愛おしく感じています。
心からの「ありがとう」リスト
1年を締めくくるにあたり、私を支えてくれた大切な人たちへ感謝の言葉を残します。
- 夫へ 毎日、新しい環境でお仕事を頑張ってくれて本当にありがとう。シンガポールへの機内で映画を観たあの日、改めて「あなたとの時間を大切にしたい」と心から思いました。休みの日には帰省して会いにきてくれること、一緒に買い物や旅行を楽しめること。あなたと過ごす時間が、私の人生で一番の宝物です。
- 会社の人たちへ 仕事を通じて、一人では何もできないことを痛感した1年でした。未熟な私を助け、多くのことを教えてくださった皆様。ご迷惑をおかけしたこともありましたが、温かく見守っていただき、本当にありがとうございました。
- 家族へ 地元へ帰る回数は少ないけれど、いつも遠くから気にかけてくれてありがとう。たまにしか会えないからこそ、一緒に過ごせる短い時間をこれまで以上に大切にできるようになりました。
- そして、読者の皆様へ 私の挑戦や日常を温かく見守ってくださり、ありがとうございます。皆様の存在が、私がブログを書き続ける「意味」そのものです。
2026年への展望:バケットリストとともに
実はこの12月、自分自身の心と向き合って「バケットリスト」を作成しました。 2026年は、このリストにある項目を、ひとつでも、少しずつでも形にしていきたいと思っています。
もちろん、人生は変化の連続です。新しい経験を積む中で、私の価値観もまたアップデートされていくでしょう。その時は、リストを「完成させること」に固執せず、今の自分の心に合わせて柔軟にリストを書き換えていきたい。 バケットリストを羅針盤にして、自分の「ワクワク」に正直な1年を過ごしたいです。
12月31日、いまの過ごし方
今、私は夫の単身赴任先の部屋で、このブログを書き終えようとしています。 夫がテレビを見ながらゆっくりしている横で、キーボードを叩く静かな時間。
今日は、明日からのスーパーの休業に備えて、二人で買い出しに出かけました。自宅の近所とは少し品揃えが違うお店を覗いたり、知らない街をぶらぶら散歩したり。そんな「非日常の日常」が、なんだか新鮮なデートのようでもありました。
単身赴任生活もあと2ヶ月ほど。 まだ本格的な引越しの片付けをするには早いけれど、そろそろ準備を始めようかな……と考えつつ、今は「今のこの場所」での時間を大切に噛み締めています。
2025年は「変化」を恐れず、一歩踏み出した年でした。 2026年はその一歩をさらに力強く、ブログとともに大きな飛躍へと繋げていきたいです。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。 新しい年が、皆様にとって素晴らしい1年になりますように!
