コロナが落ち着き、海外旅行へ行くことが以前のように戻ってきたのですが、コロナ前と違うことがいくつかあります。
中でも一番大きな点がビザを取得しなければ入国できない国があることです。
日本のパスポートは世界の中でも優秀とされていてビザを取らずに入国できる国がほとんどでした。
しかし以前はビザが免除されていた中国は、現在ビザを取得しなければ入国ができません。2024年7月現在
今後状況は変わる可能性はありますが、ビザの取得の流れについて紹介していきます。
私は2023年7月、2023年11月に中国へ行ったのでその際にビザを取得しました。
現在と少し状況変更があるかとは思いますが、参考になれば幸いです。
ビザの取得を確約するものではありません。
ビザ取得の流れ
現在日本国籍の人が、中国に入国するにはビザを取得しないと入国できません。
(以前は、ビザ免除されており観光で15日間以内であればビザの取得は不要)
中国の観光ビザ取得についてご紹介いたします。
〜手順〜
①申請表の提出(作成)
②ビザセンターの予約
③必要書類の準備
④ビザセンターへ書類提出
⑤受け取り可能になったら受け取りする
https://www.visaforchina.cn/TYO2_JP/
中国ビザHPから申請表の作成が可能です。
上記のURLは東京のものなので名古屋、大阪の場合は右上の他都市のビザ申請センター からエリアの変更が可能です。
ビザの種類
ビザには様々な種類があります。
観光用、仕事用などがあります。
申請するときにビザの種類も選ぶ必要があり、HPからご自身の目的に合わせてビザの種類が確認できるようになっていましたので確認方法を紹介します。
中国ビザHPにあるパスポートの種類から選んでいきます。
通常の方であれば一般のパスポートで問題ないです。
パスポートの有効期限を選びます。
6ヶ月未満の方はビザ取得ができない可能性があります。
可能な限り6ヶ月以上のパスポートをご用意の上申請をお願いいたします。
次に中国へ到着する日を選びます。
日本出発日と中国到着日が違う方は入力に注意してくださいませ。
次は中国への渡航目的を選びます。
仕事で行くのか、観光で行くのかなど選択するとどのビザを取るのかというのが分かります。
ここまできたらビザ申請表入力へ進んでいきます。
(実は私が申請した時とHPの仕様が変わっており私も久しびりにHPを見て驚きました)
新規登録をして進むようになっています。
メールアドレスと認証コードなどを入れると登録ができるようです。
手順①
申請表の提出(作成)
第一部分から第十部分まであり、順番に入力していきます。
入力部分に進んでいくと申請番号というのが出てくるかと思います。その番号があれば途中保存も可能です。
番号を忘れないようにメモなどしておけば、途中から入力も可能です。
写真のアップロードがあり、写真のデータがある場合アップロードをして進んでいけばいいのですが、すぐにない場合とりあえず写真をアップロードしてビザセンターに必要書類を持っていく時に規定の写真を用意したら大丈夫なようです。写真の規定は下記URLから確認できます。ルールが厳しいのでしっかり確認した方がいいです。
https://www.visaforchina.cn/template/common/photoRequirementsModal-en.html
第1部分 個人情報
名前や生年月日、パスポート情報(発行地や旅券番号や発行日、有効期限など)と出生地なども入力が必要となります。
第2部分 申請情報
ビザについて選択します。どのようなビザが欲しいのか選択し、通常申請なのか緊急申請なのか選びます。
第3部分 職歴
勤めている会社のことについて記載します。いつから入社していつまで働いていたのか、また会社の詳細も必要です。(履歴書のような感じです)現在の年収も必要となります。
第4部分 学歴
学歴についても記載します(履歴書ですね)
第5部分 家族構成
現在住んでいる場所についてと電話番号やメールアドレスについて記入します。
家族構成で配偶者・父・母についても記入が必要です。
第6部分 渡航情報
中国へ行く日程を記入し、滞在先情報も記入します。いつ出発してどの便でどこに行くのか、帰りも同じく入力が必要です。緊急連絡先の人も入力する必要があります。
第7部分 渡航履歴
過去3年以内に中国への渡航履歴があるか
以前取得した中国ビザの情報
有効期限内のその他の国のビザ
過去5年間に訪問した国
第8部分 その他の項目
YesかNoで答える質問がいくつかあります。1つでもYesがあるとビザ取得できない可能性もあるので注意が必要です。
第9部分 郵送情報
受け取り方法について選択します。
第10部分 サイン及び声明
入力した内容に間違えがないか最終チェックをし、間違えなければ提出をします。
順番に入力していく必要があるのですが、まだ未定な部分などは一度何か入力しておくと次の項目へ進むことができます。提出前に戻って変更も可能です。
申請書を作成するのに、けっこう時間がかかりますので、中国ビザ取得であれば早めに準備した方がいいと思います。
※申請書の内容は変更する可能性もあるので、申請の際はいま一度ご確認をお願い致します。
過去にはなりますが私が申請したときは、正直かなり面倒でした。
PCを使って申請したほうがいいのですが、中国語ではないためなかなか反応しなかったり、しっかり確認しないとわからない項目だったりと時間がかかりました。
ビザ申請で適当にやってしまうとビザの取得ができない可能性もあるため必ず時間をかけてでもゆっくり間違えのないように申請いただくのをお勧めします。
手順②
ビザセンターの予約
この辺りから過去と今では内容が変わっている可能性があるので参考までにご確認いただければと思います。
こちらは東京のビザセンターの予約画面となります。
オンライン予約の認証予約(申請)から進んで名前や電話番号、メールアドレスなどと申請書を提出した時の申請番号とパスポートの番号を入れると、カレンダーが出てくるので予約ができます。
⚠️注意⚠️認証予約(申請)から進んでいくと名前や電話番号、メールアドレスと予約件数のみで予約ができる画面が出てくることがあります。カレンダーの空き状況も異なっています。ビザ申請の際は、申請番号を入れて予約をする必要があるとのことでしたので、画面をよく確認してから予約した方がいいです。
空いているところで予約をするのですが、けっこう混み合っており7月現在の空き状況確認すると8月の初めまで空いていませんでした。予約をとるのに時間がかかるため、近い出発の方は気をつけた方がいいと思います。
↑最近は以前より予約が取りやすくなっています。
しかし、何かあると行けないので時間に余裕を持って申請いただくことを推奨します。
申請してから3ヶ月以内で30日間滞在の観光ビザが取得できると思うので、状況に合わせて早めに準備をしていきましょう。
ビザセンターの予約については、突然キャンセルが出ることもあるので、どうしてもという方は時間があれば予約のサイト確認して予約するということもできます。
すでに予約済みのものも変更可能ですが、一度キャンセルしてから予約となるので、日程を早めたいなどだと再予約したい枠がキャンセルした時に別の方に取られてしまったら両方予約がなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
手順③
必要書類の準備
ビザの種類ごとに必要書類は異なるので下記サイトをご確認ください。
今回は観光ビザの必要書類について紹介します。
●パスポート原本及び写し(余白 2 ページ以上,有効期限 6 ケ月以上)
●6か月以内の証明写真(4.8×3.3cm/カラー/背景は白)1枚
●中華人民共和国査証申請表
●航空券(E-チケット控え)コピー
●下記のいずれか
①ホテル手配確認書
②中国国内機関発行の招聘状(FAX・写し可)
③中国在住者発行の招聘状(FAX・写し可)と発行者の身分証明書両面コピー(中
国人)/パスポート、中国滞在証明の写し(外国人)
※招聘状の内容
☆申請人の名前、性別、国籍、生年月日等
☆申請人出入国日、観光地等
☆受け入れ先名称、連絡先、住所、社判、取締役代表者氏名の記名あるいは招聘人の署名
↑はHPから確認しております。こちらに記載はありませんでしたがビザセンターの予約完了した時に出てくる予約確認表も一緒に印刷してお持ちください。
〜パスポート〜
パスポートは原本も必要なのですが、コピーも必要です。A4サイズでコピーして持って行きましょう。
サイズが違うとサイドコピーをしてくるようにと言われます。
古いパスおポートをお持ちの方は(穴があいてるパスポート)と顔写真のページのコピーと原本を持っていってください。
中国ビザを取得したことがある方はそのページもコピーをして持って行った方がいいです。
〜証明写真〜
6か月以内の証明写真は、しっかりとルールを見て撮った方がいいです。
https://www.visaforchina.cn/TYO2_JP/upload/file/20170126/中国签证申请照片规格要求-新(日文版).pdf
写真のサイズも独特なので、駅などにある証明写真が取れる機会ではサイズがないものが多いです。サイズがあるか確認をした方がよさそうです。耳を出したり、額の8割くらいでていないといけないなどルールも厳しいです。
写真が原因でビザ不受理になってしまったケースもあるようです。
下記証明写真が撮れるものがあるので、紹介します。
コンビニでお手軽に証明写真が作成できます。自分のスマホから写真をサイズに合わせて、コンビニで印刷可能です。
https://www.kitamura-print.com/photo_id/visa/
中国のビザだけではありませんが、カメラのキタムラではビザ用の写真を撮ってもらえます。ビザセンターの方ではないですが、写真のルールを確認して撮ってもらえるので安心感はあります。
〜中華人民共和国査証申請表〜
申請書で作成した申請書を印刷して持っていきます。10ページくらいあります。
〜航空券(Eチケット控え)コピー〜
予約済みの航空券のコピーを印刷して提出します。Eチケットの控えがない航空会社もあるので、その場合は予約が確認できるもの予約確認書などを印刷して提出しましょう。
旅行会社で予約している場合は、旅行会社へ確認してみるのが1番です。
〜ホテル予約確認書〜
ホテルを予約した時に予約確認書というのがあると思うので、印刷して持って行ってください。
航空券同様旅行会社で予約した場合は、旅行会社へ確認をしてみるのがいいです。
〜招聘状〜
招聘状などをお持ちの方は、ホテル予約確認書ではなく、こちらの証明でいいようです。
(ごめんなさい。私は招聘状などないため詳細がわかりません。。。)
お持ちの方は、必要書類をご確認いただき準備をお願い致します。
手順⑤
ビザセンターへ書類提出
ビザセンターの予約日になったらビザセンターへ行きます。結構混み合っているので少し早めに行ってもいいかもしれません。予約時間が大幅にずれていたら入ることできませんが少しなら混み合っているので入れそうな雰囲気でした。
私は東京で申請したのですが、他の地域では混み具合も違うかもしれません。名古屋では予約表を見せたら3時間後にきて欲しいと言われ手続きをしたようです。
(↑1年以上前の話なので今はもう少しスムーズになっていると思います)
東京では、予約表を見せると①書類審査②書類提出の2段階になっていました。①である程度書類を確認し、コピーなど足りていないものがあればコピー機があるので印刷するように言われます。
パスポートのコピーをするのを忘れがちなのでパスポートコピーしている人が多いです。東京のコピー機は2台ありますがけっこう並んでいます。千円札も入るのですが、10円玉が不足しやすく10円玉不足でコピー機が使えないこともありました。100円玉しかない場合、10円玉が不足していると使えないのですが、書類審査をしている人にお願いしたら10円玉に両替してくれます。可能であれば10円玉持って行った方がいいかもしれないです。(念のため)
証明写真を撮る機械もありました。時間によってはとても並んでいるので、準備できるなら持って行った方がいいと思います。
①の書類申請が終わると番号札がもらえるので、番号が来るまで待ちます。
画面に番号が表示されたら、②です。呼ばれた番号の窓口へ向かいます。書類を提出し、再度書類審査を受けます。(この審査は大使館などの審査ではなく、書類がちゃんと揃っているか確認しているようです。)書類確認が無事終わると紙をもらいます。無事申請ができたらこの紙を持って◯日から受け取り可能となります。
受け取り可能な日数は土日祝日を除いて4日程で受け取りが可能です。受け取り可能な日数以降であれば、営業時間内で受け取り可能です。
ビザ取得で何か問題があれば連絡があるようです。受け取り可能な日までに着信履歴などがないか確認した方がよさそうです。
手順⑤
受け取り
ついに受け取りとなります。ビザセンターで申請した時に、受け取りの時に必要な紙をもらったかと思うので、その紙を持って受け取りに行きます。
受け取りの際は、来店予約は不要です。そのため、東京では長い時間待ちます。
私が受け取りに行った時は、94人待ちとなっており、2時間待ちました。こんなにたくさんの人が待っているなんてびっくりしました。
ちなみに名古屋の受け取りの場合は、すぐに受け取りできたそうです。。。
東京の場合、ビザセンターに到着したら受け取りと警備員さんに伝え、番号札をもらいます。その番号札に書いてある番号が呼ばれたら窓口へ行きます。(この番号呼ばれるまでに約2時間かかりました。)
番号が画面に表示されたら、呼ばれた窓口へ行きます。警備員さんに番号をもらった部屋と隣の部屋に受け取り窓口があります。受け取り窓口にもたくさんの人が待っていました。
決済は現金もしくはクレジットカードとなります。窓口によっては現金のみもありました。
パスポートにビザのシールが貼られているものを受け取って完了となります。
受け取ったら、ビザの有効期限が滞在期間有効か、名前や生年月日、パスポート番号に間違えがないか確認をして間違えなければ無事ビザの取得ができたということになります。
ビザ取得には長い時間がかかります。緊急申請もありますが、ギリギリでは間に合わない可能性もあるので時間に余裕をもって申請した方が良さそうです。
ビザの有効期限もあるのであまりにも早すぎると入国時にビザの有効期限が切れていたということになりますが、出発1ヶ月前になったら準備をするのがいいと思います。
完了
ここまで完了したらあとは無事に出発するのみです。
ビザを取得して中国旅へ行きましょう〜
必ずビザのシールが貼ってあるパスポートを忘れないようにお持ちください。
中国ビザ2回目取得について(3ヶ月以内に取得の場合)
少し記事が長くなってしまいますが、2回目のビザ取得の場合について紹介していきます。
1回取得したことのある方はもうご存知かと思いますが、念の為紹介します。
中国の観光ビザは現在シングルビザのみの取得となっており、2回以上行きたい場合は再度ビザを取り直す必要があります。一度ビザを取得された方はわかると思うのですが、中国ビザの取得するまでの申請書の作成がとんでもなく面倒なのです。
2回目だとなかなか手が出ないかもしれないのですが、実は内容にそこまで変わりなければ前の情報を呼び起こして編集が可能です。
1点注意が必要です。3ヶ月以内に申請したものであれば呼び起こすことが可能ですが、それ以上になってしまうと再度作成し直しとなるのであまり使える機会はないかもしれません。
私の場合は再度中国へ行こうかと思いビザの申請が必要となったので利用ができました。
ホテルや便名、滞在先情報の変更のみでしたので、2回目はすぐに申請ができました。
2回目の申請について紹介します。
中国ビザサイトから高速リンクの査証に入ります。
オンラインによる申請表入力から申請表入力で進んでいきます。
同意をして進みます。
ここの入力・提出済の申請票に基づき新しい申請票を作成するを選びます。
以前申請した時に利用した申請番号とパスポート番号を入力したら以前の情報が出てきます。
訂正箇所があれば訂正もできるので1度申請済みの方がは、こちらから作成するのが便利かもしれません。
3ヶ月以内に提出したことある方に限られてしまうのでそこまで需要はないかもしれませんが、もし機会がある方いたらご利用くださいませ。
↑こちらの情報は去年の情報となるので少し画面が変わっているところもあるかと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
まとめ
ビザの申請はしっかりとやるべきことですが、申請表を作ったりと面倒な手続きが多いです。
仕事や学校にいきながらやるのはなかなか大変なことかと思いますが、この記事で少しでも疑問点が解決できればと思いました。
また、ビザの取得を約束する記事ではないのでご参考までにしていただければと思います。
ビザの代行などもあるようなので難しそうだなと思われる方は、代行なども検討してみてもいいかもしれません。
悪質な代行サイトにはご注意くださいませ。
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