南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」が初めて出されました。
最大級の地震や災害に備え、想定震源域沿いでは引き続き注意が必要だと言われています。
私の家には防災セットを用意していたのですが、いよいよ使う日が来るのではないかと思うようになり、家の地震対策を見直してみることにしました。
いつ来るかわからない地震ですが、備えあれば憂なし、備えをしておけば助かる時が来るかもしれません。
今回した地震対策の見直しをまとめてみました。
南海トラフ地震とは
南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。
被害想定によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。
気象庁HPより
南海トラフ地震がどの程度の地震なのかわかりませんが、過去に起きた地震や被害予想などをみると相当大きな地震になる可能性が高いと思われます。
地震の揺れだけでなく、津波や火災など2時被害も予想されています。
対策をすることで被害が少しでも減らせるのであれば対策をしていきたいと感じました。
8月8日、宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震で、気象庁は南海トラフ地震の想定震源域では大規模地震が発生する可能性がふだんと比べて高まっているとして臨時情報を出し、引き続き巨大地震への注意を呼びかけています。
南海トラフ地震が発生する可能性が増えたと言われており、早めの対策が必要となってきました。
地震対策今できること
地震が来る前にできることを準備しましょう。
今できる地震対策について紹介していきます。
住んでいる地域の地域のハザードマップを確認する
住んでいる地域のHPを確認するとハザードマップがどの地域にもあるかと思います。
私の地域のHPにもありました。
ハザードマップから地震や津波の想定される被害を把握することで地震が来た時に備えることができます。
また避難所の確認も必要です。小学校や中学校、避難する場所があるのでどこへ避難するべきなのかも事前に確認をすることが重要です。
職場のハザードマップなども確認した方がいいかもしれません。地震はいつ来るかわからないので事前に準備をしておけば役立つ日が来ると信じます。
防災グッズの備蓄
貴重品:通帳、運転免許証、現金、診察券、パスポート、マイナンバーカード
安全対策:軍手、防災用ヘルメット、防災用頭巾、防犯ブザー、ホイッスル、紐なしのズック靴、レインウェア
食料品:水、食品(アルファ米、レトルト食品、ビスケットなど)
衣料品:タオル、衣類、下着、毛布
生活用品:非常用スマホ充電器、ビニール袋、マッチ、蝋燭、懐中電灯、携帯ラジオ、使い捨てカイロ、予備の電池、ペン、ノート、体温計、給水袋、紙コップ、メガネ
衛生用品:マスク、救急セット、アルミ製保温シート、ウェットティッシュ、歯ブラシ、歯磨き粉、洗面用具、石鹸、ハンドソープ、消毒用アルコール、非常用トイレ
水は1日一人3リットル、食品も3日分の用意があるといいと言われています。
ホームセンターやスーパーに行くと、水などは売り切れており段ボールに入ったものは売っていませんでした。
防災グッズの販売売り場などにも人が多く集っていてみなさん防災に意識が高くなっていると感じました。
いつ来てもいいように防災グッズを整えておくことは重要だと思います。
寝室にもヘルメットや靴の用意をしておくと夜地震が来た時に慌てて部屋を出て怪我をする可能性を減らすことができます。
また、食料品や水などには賞味期限があるためストックする時は注意が必要です。ローリングストック法というストック方法で備蓄するのがいいかと思います。
ローリングストック法とは、災害に備えて食料を備蓄する方法の一つで、普段から食べ慣れている食品を少し多めに買い置きしておき、消費したら買い足すことで、常に一定量の食料を家庭に備蓄しておく方法です。
ローリングストックに適した食品
- 乾麺: そうめん、うどん、パスタなど
- 缶詰: ツナ、サバ、コーンなど
- レトルト食品: カレー、スープ、ご飯など
- インスタント食品: カップ麺、スープなど
- お菓子: ビスケット、チョコレートなど
家具の固定
家に家具があれば大きな地震で揺れる時に倒れたりする可能性があるので家具の固定をすることが重要です。
特に食器棚やガラスを使っているものがある場合、倒れてガラスの破片で怪我をする可能性があるため倒れないように固定をすることが重要です。
家具固定をするものは様々ありました。
L字金具:一般的な固定方法の一つです。家具の裏板と壁の間にL字金具を挟み込み、ネジで固定します。
突っ張り棒:天井と床の間に突っ張り棒を設置し、家具と突っ張り棒を紐やベルトで固定します。高い家具や背の高い本棚などに適しています。
粘着シート:家具の裏側に粘着シートを貼り、壁に固定します。手軽に設置できるのが特徴ですが、重量のある家具には不向きな場合があります。
転倒防止ベルト:家具と壁の間にベルトを通し、バックルで固定します。家具のサイズに合わせて長さを調整できます。
震度調整マット:家具と床の間に震度調整マットを敷くことで、地震の揺れを吸収し、家具の転倒を防ぎます。
南海トラフ地震は大きな地震だと予想されています。
どのくらいの被害になるのかもわからないくらい大きなものになる可能性があるため、家の中で怪我などがないように事前に家具の固定をして家具の転倒がないようにすることは大切です。
家族との連絡方法を確認
外出や仕事などしていて家にいない場合もあります。
その際家族と離れてしまうこともあるためその時のために家族の連絡先がわかるように紙に書いたりする必要があります。
インターネットも混雑や電波の遮断などが考えられ、LINEなど使えない場合もあります。
LINEが使えないとなると、電話番号から発信をする電話しか連絡が取れない場合があります。
しかし、自分の電話番号は覚えていても家族の電話番号まで覚えている人は少ないのではないでしょうか。
災害の時に使える災害用伝言ダイヤルがあるので、LINEなどで連絡も取れず困った場合利用するといいと思います。
実際に私は使ったことがなく、HPを見ているだけなのでどのくらい便利に使えるかをお伝えすることはできません。
頭の片隅でも入れておくことで災害時助かることがあるかもしれないので災害用伝言ダイヤルについて知っておくのがいいと思いました。
災害用伝言ダイヤルとは、大規模な災害が発生した際に、電話を使って音声で伝言を残したり、他の人の伝言を聞いたりできるサービスです。電話番号は「171」番で、NTT東日本とNTT西日本が共同で運営しています。
災害用伝言ダイヤルの特徴
- 音声による伝言板: 電話で音声メッセージを残すことで、安否確認や連絡を取り合うことができます。
- 広範囲な利用: 固定電話だけでなく、携帯電話からも利用できます。
- 無料: 利用料金は無料です。
災害用伝言ダイヤルを使うメリット
- 被災地の通信状況が混雑していても、伝言を残せる可能性がある: 電話が繋がりにくい状況でも、伝言ダイヤルを利用することで、安否確認などの連絡を取ることができます。
- 音声で伝言を残せる: 文字だけでなく、音声で伝言を残せるため、より多くの情報を伝えることができます。
- 全国から利用できる: 被災地だけでなく、全国から伝言の録音や再生ができます。
災害用伝言ダイヤルの使い方
- 電話番号を登録: 事前に、家族や親戚などの連絡を取りたい相手の電話番号を登録しておくと便利です。
- 伝言の録音: 災害発生後、171番に電話をかけ、ガイダンスに従って伝言を録音します。
- 伝言の再生: 他の人の伝言を聞く場合は、相手の電話番号を伝え、ガイダンスに従って再生します。
災害用伝言ダイヤルの注意点
- 災害発生時のみ利用可能: 平常時は利用できません。
- 回線が混み合う可能性がある: 大規模な災害時には、回線が混み合って繋がりにくい場合があります。
- 伝言の保存期間: 伝言の保存期間は、災害の種類や規模によって異なります。
感じたこと
8月8日の地震が起こったことで南海トラフ地震の起こる可能性が上がり、いつどうなるのかもわからない状況となりました。
1日1日をもっと大切に過ごす必要があると感じています。
地震の備えについて記事にしましたが、大きな予想もできないような地震が来てしまったら助かるのかもわからず、もしいますぐに地震が来てしまったら、地震で助かってもこの暑さには電力がないと助からないと感じました。
地震が来ると電力も途切れてしまう可能性があるためいつどうなるのかわからないと考えて日頃から行動することが重要だと感じています。
当たり前の毎日ですが、地震が来たら当たり前の毎日を送ることはできない可能性が高いです。
そのためにまずは日々1日1日を大切にする必要があると感じました。
そしてもし地震が来てしまった時に備えてできる限りの準備をするべきだと思います。
避難生活をしたことがないので実際どんな準備をしておくべきなのか調べる限りでしかわかりかねます。
避難所生活をイメージしてみましたが、避難をするくらいの被害が出ているということになるため、家からどのくらいの荷物が運べるか、準備したものが役に立つのかなど不安な気持ちではありますが、準備がないよりは準備があったほうが本当に避難生活することになった場合役に立つ日が来ると信じています。
防災グッズに関しては定期的に見直しをして賞味期限切れなどがないように、最近地震が起こる事が多いので、地震が起きたら見直しをすると定期的に中身の見直しもでき、他にもあったほうがいいものなどにも気づけるかもしれません。
まとめ
地震はいつ来るのか予知ができないと言われています。
台風のように事前に準備ができるものではありません。
しかし、準備をすることでもし大きな地震が来た時に身を守ることにつながる可能性があります。
毎日心配しすぎても良くはありませんが、準備をしておくだけで本当に大きな地震が来た時に役立つことが必ずあると思います。
今回は防災対策についてできることをまとめてみたので、いつ来てもおかしくない地震に備えて準備をしてくださいませ。
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