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忙しすぎて心が枯れる前に。ドラマ『ソロ活女子のすすめ』に学ぶ「自分を取り戻す」時間の使い方

先週、お茶を飲む暇もないほど、怒涛の一日がありました。 欠員が出て、頼れるはずの上司も不在。自分一人で現場の帳尻を合わせているうちに、心がトゲトゲして、「何のためにこんなに頑張っているんだろう」と孤独感が込み上げたあの日。

そんな時、ボロボロになった私の心を支えてくれたのは、最近一気に視聴したドラマ**『ソロ活女子のすすめ』**の世界観でした。

1. 「自分を試した」台湾一人旅と、ソロ活の原点

これまでも私は、一人で映画に行ったりカフェで過ごしたりしてきましたが、自分の中で最大のソロ活体験といえば、数年前に一人で訪れた台湾旅行です。

学生時代に中国語を学んでいたこともあり、「自分の力がどこまで通用するか試してみたい」という、挑戦心からの旅でした。しかし、実際に現地へ行くと、教科書で習った中国語とは違う独特の方言やイントネーションに圧倒されました。店員さんの言葉が半分も聞き取れず、立ち尽くしたこともあります。

けれど、その「完璧には言葉が通じない」という状況が、かえって私を自由にしてくれました。アジア特有の活気がありつつも、日本のような「周囲の目を気にする同調圧力」からは切り離されている。言葉がわからないから、誰が私を見て何を言っていても関係ない。そんな海外特有の解放感の中で、私は自分を縛っていた「こうあるべき」という重荷から解放される心地よさを知りました。

今振り返れば、あの時私は、誰かと行く旅よりもずっと深く「現地」を見ていました。友人や夫と一緒にいると、どうしても会話に夢中になり、目の前の景色や空気を半分ほど見逃してしまいがちです。でも一人の時は、屋台の湯気一つまでダイレクトに肌で感じていました。その経験が、今の私の「一人の時間を大切にする」スタンスの原点になっています。

2. 「寂しい」ではなく「自由」を選ぶ、大人のスタンス

ドラマの主人公・五月女恵の素晴らしいところは、「一人でいることは寂しいことではない」というスタンスを毅然と貫いている点です。

世界には、一人でいると「友人がいないのでは?」と疎外感を持たれてしまう文化圏もあると聞きます。日本でもいまだに「一人でいるのは寂しそう」という視線がゼロではありません。しかし彼女は、周りの目を気にして付き合いたくない人たちと無理やり過ごすよりも、自分が「本当にやりたいこと」をやる自由を選びます。

特に印象的だったのが、彼女が仕事帰りに宿泊をセットにして翌朝に気球体験をするエピソードです。日本という日常の中で、ここまで徹底して自分を主役にする行動力。自分の意思一つで、日常はこれほどまでに有意義に使えるのだと教えられた気がします。

3. 「本当の自分」を解放するためのソロ活

今回ドラマを見ていて、一番深く考えさせられたのが「自分自身のあり方」についてです。

私は普段、誰かと一緒にいると、つい「本当の自分」を出し切れないことが多いと感じています。特に会社の人など、一定の距離感がある相手に対しては、無意識に気を遣い、自分の意見を控えてしまいます。決して自分を隠しているわけではありません。でも、「誰かいるならその人に決めてもらおう」「相手の好みに合わせよう」と、自分を後回しにするのが癖になっていました。

しかし、ソロ活は違います。決めるのは自分、全責任を負うのも自分です。

誰かに流されることができない環境に身を置くからこそ、初めて「私は今、本当は何を求めているのか?」と自分の本心に真剣に向き合えるのです。自分で考え、悩み、本当に欲しいものを購入したり食べたりする。この「100%自分主導」のプロセスこそが、他人に気を遣いすぎて摩耗した心を、本来の形に修復してくれるのだと気づきました。

4. 食事という名の「妥協なき聖域」

ドラマで描かれる一人フルコースのシーンも、まさにこの「自分主導」の象徴です。 誰かと食事に行くと、シェアしやすさや相手の好みを優先し、自分が本当に食べたかったものを諦めることがあります。「意外と美味しかった」という発見もありますが、どこか残念な気持ちが残るのも事実です。

でもソロ活なら、メニューのすべてを自分の欲望だけで埋め尽くせます。 誰にも気を遣わず、運ばれてくる一皿ひとさらに全神経を集中させる。香り、温度、食感。それを自分のペースだけで咀嚼する。先週のあの忙しい日、お茶一杯すら味わう余裕がなかった私にとって、この姿は究極の癒やしでした。あの日ボロボロになった自分を救うのは、他ならぬ自分自身が用意する「妥協のない食卓」なのです。

5. 秩父の「何もしない贅沢」と、バケットリスト

埼玉の秩父で、旅館でただ「何もしない」を実践するエピソードも今の私には必要でした。 休日に「有意義なこと」を詰め込もうとする焦りを捨て、ただ休む。それは、戦闘モードだった脳をリブートするための、最も贅沢な決断です。

そして、この理想の過ごし方は、以前作った**「バケットリスト」**の内容と一致していました。リストにある「夢」は、日々のソロ活の中に散らばっている。これからは、リストの「いつか」を具体的なスケジュールに落とし込んでいこうと思います。

  • 仕事後のソロ活: 誰にも流されず、自分の胃袋の声に100%応える晩餐。
  • 休日のリセット: 秩父のように、近場で「何もしないこと」をしに行く宿泊。
  • 大切な人と: 一人の時間を楽しみ、自分をしっかり取り戻した状態で、夫を誘ってあの場所へ。

結び:ソロ活は、職場での自分も変えてくれる

ドラマの主人公は、ソロ活で得た自信が職場のコミュニケーションにも反映されていました。一人の時間を充実させているからこそ、職場でも凛としていられる。

「あの日は大変だったけれど、おかげで大切なことに気づけた」 そう思えるように、これからは自分だけの「ソロ活作戦会議」を楽しみながら、一歩ずつバケットリストを実現していきたいです。