はじめに:今回の旅のスケジュール
今回の長崎旅行は、前半は公共交通機関で効率よく市内を巡り、後半はレンタカーで足を伸ばして温泉を満喫する、欲張りな3泊4日プランです。
• 1日目: 成田から長崎へ。グラバー園と世界遺産の夜景を楽しむ
• 2日目: 迫力の軍艦島上陸クルーズと長崎市内散策
• 3日目: レンタカーを借りて雲仙へ。地獄巡りと温泉旅館で至福の時
• 4日目: 空港周辺の立ち寄りスポットを楽しんで帰路へ
【1日目】成田から長崎へ!初めてのLCCと長崎の夜景
12:00|初めてのジェットスターで成田から長崎へ
費用を抑えるため、初めてLCCの**ジェットスター(Jetstar)**を利用。

• 使用機体(エアバスA320): 白い機体にオレンジのロゴが特徴的な機体です。座席は3-3の配列で、シートピッチは大手キャリアに比べるとややタイト。国内線の短時間フライトなら許容範囲ですが、大柄な方や長時間フライトだと少し窮屈に感じるかもしれません。
• セルフサービス化: オンラインチェックインや、空港でのセルフ手荷物預けなど、徹底した効率化が図られています。有人カウンターを通さず、自分でタグを発行して預ける体験は新鮮でした。
13:30|長崎空港から長崎市内へ
到着後、リムジンバスで市内へ。フライト到着直後は乗り場が非常に混雑し、長蛇の列になることも。市内までは約35〜45分ほどかかります。
14:30|長崎新地中華街で軽くランチ
日本三大中華街の一つ。横浜と比べると規模はコンパクトですが、その分歴史が凝縮されています。
• 詳細: 江戸時代の「新地」という埋立地がルーツで、十字路の門は風水に基づいた東西南北の守護神があしらわれています。今回はスーツケースもあったため、名物の「角煮まんじゅう」を軽くつまんで、その独特の雰囲気を楽しみました。
15:30|ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル
• ホテルの詳細: 長崎の異国情緒を象徴する「南山手地区」の玄関口に位置するホテルです。路面電車(長崎電気軌道)の「大浦天主堂」電停から徒歩1分という好立地。外観も周囲の街並みに調和するクラシックなデザインで、観光拠点としてこれ以上ない場所です。
16:00|レトロで可愛い「グラバー園」
ホテルから歩いてすぐ、16時ごろ入園しました。
• 詳細: スコットランド人貿易商トーマス・グラバーの邸宅をはじめ、市内に残っていた歴史的洋館を移築・復元した野外博物館。世界遺産(明治日本の産業革命遺産)にも登録されています。
• 見どころ: なんといっても、お札風のレトロな入園券がとても可愛らしくて印象的!邸宅内には当時の家具なども展示されており、居留地時代の華やかな生活感が伝わってきます。高台からは三菱重工業長崎造船所の巨大なクレーンも見え、歴史と産業が混ざり合う長崎らしい絶景が楽しめます。

18:30|「江山楼」で絶品ちゃんぽんに感動
夕食は再び中華街へ戻り、名店**「江山楼(こうざんろう)」**へ。
• 詳細: 昭和21年創業の老舗で、長崎でも一、二を争う人気店です。建物自体が風格のある中華建築で、店内では着物姿のスタッフの方が丁寧にもてなしてくれます。
• 味の感想: 具だくさんで、魚介と野菜の旨味が凝縮された白濁スープは驚くほどクリーミー!本格的なちゃんぽんを初めて食べましたが、家庭やチェーン店で食べるものとは全く別物と言えるほど奥行きのある味でした。
20:30|「世界新三大夜景」稲佐山の煌めき
最後はバスとロープウェイを乗り継いで標高333mの山頂へ。
• 詳細: モナコ、上海と並び「世界新三大夜景」に選出された絶景スポットです。展望台からは長崎港を囲むすり鉢状の地形が一望できます。
• 感想: 以前見た函館の「海のくびれ」が特徴的な夜景も素晴らしかったですが、長崎は「立体感」が魅力。山肌に張り付くように立ち並ぶ民家の灯りが、星空のように幾層にも重なって見え、宝石箱をひっくり返したような美しさでした。
1日目はここで終了。ホテルに帰って休みました。
【2日目】歴史の深さに触れる:大浦天主堂と軍艦島上陸
9:30|祈りの歴史を辿る「大浦天主堂」
ホテルから歩いてすぐ、坂の参道を登った先にあります。参道の両脇にはお土産物屋さんが並び、朝から多くの人で賑わっていました。

• 詳細: 幕末の開国に合わせて建立された、日本最古の現存するキリスト教建築物です。国宝であり、「長崎と天草地方の潜伏キリスト教関連遺産」として世界遺産にも登録されています。
• 感想: ほとんど教会を訪れた経験がなかったので、その美しさと厳かな空気に圧倒されました。歴史の授業だけでは知り得なかった、日本におけるキリスト教信仰の深い歴史を改めて学び、「もっと勉強しておけばよかった」と感じるほど貴重な体験になりました。
11:00|極彩色の中国様式「長崎孔子廟」
天主堂から少し足を伸ばして、中国の歴史を感じられる孔子廟へ。

• 詳細: 1893年に中国(清)政府と在日華僑によって建てられた、日本で唯一の本格的な中国様式の廟です。

• 見どころ: 博物館では中国の貴重な歴史資料を見ることができ、お庭の池で泳ぐ金魚もとても綺麗で、心が和む空間でした。
12:30|ランチ:お店ごとの個性を楽しむちゃんぽん
お昼はホテル近くのレストランで。1日目の「江山楼」とはまた違う味わいで、「お店ごとにこんなに味が違うんだ!」と長崎グルメの奥深さを実感しました。ここでは皿うどんも食べました。


14:00|葛藤の末の決断「軍艦島(端島)上陸クルーズ」
今回の旅で一番悩んだのが軍艦島です。多くの命が失われた場所と聞き、少し怖くなって前日まで迷っていましたが、ネットで予約が取れたこともあり、思い切って行くことに決めました。


• クルーズ詳細: 今回は「シーマン」という会社の午後の部を予約。出港場所からクルーズ船(観光地の遊覧船ほどのサイズ感)に乗り込み、いざ上陸プランへ。
• 上陸して感じた衝撃: かつてここで、多くの人々が生活し、仕事をしていた事実に驚きました。命懸けの仕事ゆえに当時の給料は非常に高かったというガイドさんの話や、資料で見た作業員の方々の真っ黒な顔……。そのまま残された廃墟の建物群を目の当たりにし、衝撃を受けつつも、非常に学びの多い時間となりました。
17:00|長崎駅前へ移動「THE GLOBAL VIEW 長崎」
2日目は宿泊先を変えて、長崎駅近くのTHE GLOBAL VIEW 長崎へ。

• お部屋の感想: 最上階のお部屋に案内していただきました。窓からの景色は、1日目に稲佐山の展望台から見たあの美しい夜景を思い出させてくれる、特別な眺めでした。
19:00|地元の味を堪能:駅前の居酒屋で夕食
夜は長崎駅近くの居酒屋さんへ。

• 感想: さすが長崎、海鮮がとにかく美味しい!現地の居酒屋さんは、その土地ならではの新鮮な旬のものが食べられるのが醍醐味ですね。大満足で2日目を締めくくりました。
前編の結び:1日目・2日目を振り返って
初めて訪れた長崎。
行く前は「綺麗な夜景」のイメージが強かったのですが、実際に歩いてみると、そこには想像以上に深く、濃い歴史が息づいていました。
学生時代の授業で聞いたはずの出来事も、当時はどこか遠い話のように感じて、歴史の流れを掴みきれずにいました(私だけかもしれませんが……笑)。
でも、今回こうして大浦天主堂や軍艦島など、実際の場所を自分の目で見て、その場の空気を感じたことで、当時の人々の暮らしや歴史の重みが、ようやく自分の中で繋がったような気がします。
美しい景色、美味しい食べ物、そして深く考えさせられる歴史。
そのすべてが揃っている長崎の街に、1日目からすっかり魅了され、心から「来てよかった」と感じる大満足の前半戦でした。
さて、旅はここからいよいよ後半戦へ。
3日目からはレンタカーを借りて、さらに長崎の奥深く、雲仙・島原エリアへと向かいます!
温泉と絶景に癒やされた後半の様子も、ぜひ続けてご覧ください。
