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ロマンスカーで行く6月の箱根。フリーパスを使い倒したら3,000円以上お得になった話

「箱根には一度行ったことがあるけれど、近くを通るたびにまた行きたくなった」

そんな思いを胸に、6月の平日に1泊2日で箱根へ行ってきました。混雑を避け、あえて平日に休みを取った「大人の平日旅」の記録です。

目次

1. 旅の始まりはロマンスカーの特等席から

2. 到着後、すぐに「手ぶら」になれる魔法

3. 【1日目】霧と雨が演出する、幻想的な箱根巡り

4. 【宿泊】滝と美食の宿「天成園」で過ごす至福の夜

5. 【2日目】快晴の箱根!平日でも驚きの賑わい

6. 【検証】フリーパスはどれだけお得だったのか?

7. おわりに:箱根を旅して感じたこと

1. 旅の始まりはロマンスカーの特等席から

新宿駅から小田急ロマンスカーに乗車。新幹線とはまた違う、ゆったりとした情緒があります。

ロマンスカーの魅力は何といってもその大きな窓。新宿の高層ビル群が少しずつ遠ざかり、横浜の街並みを抜け、箱根に近づくにつれて車窓は鮮やかな緑に染まっていきます。景色がグラデーションのように自然豊かになっていく様子を眺めているだけで、「日常を離れるんだ」というワクワク感が込み上げてきました。

2. 到着後、すぐに「手ぶら」になれる魔法

箱根湯本駅に到着して最初に行ったのは、**「箱根キャリーサービス」**に荷物を預けること。有料ですが、駅から宿まで荷物を届けてくれるこのサービスは本当におすすめです。

ホテルへの送迎バスを待つ時間をショートカットして、駅に着いた瞬間から身軽に観光へ。駅から直接観光スポットへ向かえる機動力は、限られた1泊2日の時間を有効活用する上で、非常に大きいポイントだと感じました。

3. 【1日目】霧と雨が演出する、幻想的な箱根巡り

あいにくの雨でしたが、新宿駅で購入した**「箱根フリーパス(2日間有効/7,100円)」**があれば、天候に合わせた急な行き先変更も自由自在です。

霧に包まれた神秘の「箱根神社」

まずはバスで箱根神社へ。この日は霧がものすごく、あたり一面が真っ白。しかし、その霧の中から朱色の大きな鳥居がヌッと現れる様子は、晴天の日よりもずっと厳かで神秘的でした。雨音だけが響く静かな境内で手を合わせると、心が洗われるような感覚になります。

予定変更で出会った情熱「箱根駅伝ミュージアム」

次に向かおうとした芦ノ湖の船が、まさかの雨と霧で運休。そこで急遽、近くの「箱根駅伝ミュージアム」へ向かいました。

実は私の母が箱根駅伝が大好きで、年末年始に実家へ帰るといつも一緒にテレビを見ていました。館内に並ぶ歴史的な資料や、過酷なコースに挑む選手たちの写真・映像を見ていると、当時の記憶と重なり思わず胸が熱くなります。予期せぬ訪問でしたが、選手の頑張る姿にパワーをもらえる素敵な場所でした。

雨音とギターの調べ「ガラスの森美術館」

続いて訪れた「ガラスの森美術館」は、雨の日こそ輝く場所。園内はクリスタルガラスが雨にしっとりと濡れ、宝石箱のような美しさでした。

館内のカフェで一息ついていると、タイミングよくギターの生演奏が始まりました。温かいお茶を飲みながら、雨音を背景に聴く調べ。夕方になり、うっすらとライトアップが始まった園内の幻想的な光景は、時間を忘れて見入ってしまうほどでした。

4. 【宿泊】滝と美食の宿「天成園」で過ごす至福の夜

1日目の締めくくりは、箱根湯本の名宿**「天成園」**へ。ここでの滞在は、観光と同じくらい充実した時間になりました。

「裸足」で過ごす開放感

玄関で靴を脱ぎ、館内を裸足で歩けるスタイルが天成園の魅力。この解放感が、まるで自分の家に帰ってきたかのような安心感を与えてくれます。畳や床の感触を足裏で感じながら移動するのは、旅の緊張をほぐす最高のリラックスポイントでした。

庭園に流れる二つの滝

敷地内には、パワースポットとしても有名な「玉簾(たまだれ)の瀧」と「飛烟(ひえん)の瀧」があります。雨上がりの緑はより深く、水の音も力強く響いていて、マイナスイオンをたっぷり浴びることができました。庭園にはアヒルがいたり、澄んだ池に鯉が泳いでいたりと、宿にいながら本格的な観光気分を味わえます。

ライブキッチンが楽しい豪華バイキング

夕食は和洋中が揃う豪華バイキング。特にライブキッチンが充実していて、目の前で職人さんが握ってくれるお寿司や、目の前で揚げてもらえるサクサクの天ぷらは絶品でした。自分の好きなものを、一番美味しい状態でいただける贅沢。お腹も心も満たされ、屋上の天空大露天風呂で夜風を感じながら浸かる温泉は格別でした。

5. 【2日目】快晴の箱根!平日でも驚きの賑わい

2日目は一転して最高の秋晴れ!昨日断念した乗り物をフル活用すべく「黄金ルート」へ。

ここで驚いたのが、平日の箱根の賑わいです。

箱根フリーパスを手に観光している方が非常に多く、特に海外からの観光客が目立ちました。海賊船やロープウェイ、登山電車の乗り場ではかなりの行列が!「平日だから空いているだろう」と思っていましたが、人気の乗り物に乗る際はしっかり時間に余裕を持つのが正解だと実感しました。

芦ノ湖を渡る「海賊船」リベンジ

まずは昨日乗れなかった船へ。デッキに出ると、青い空と湖を渡る風が本当に心地いい!昨日とは全く違う、クリアに見渡せる箱根の山々を眺めながらの船旅は、まさに箱根観光の醍醐味です。

寿命が延びる!?「大涌谷のロープウェイ」

ロープウェイに乗り換え、ダイナミックな火山の景色を楽しみながら大涌谷へ到着。ここに来たら欠かせないのが名物**「黒たまご」**です。1つ食べれば寿命が7年延びると言われる縁起物。絶景の中で食べるホクホクの卵は格別でした。

乗り物リレーで箱根を駆け下りる

最後はケーブルカーと箱根登山電車を乗り継ぎます。スイッチバックしながら降りていく電車は、窓の外の緑が近く、旅の終わりを感じさせてくれます。箱根湯本駅に戻った後は、駅周辺の商店街で最後の食べ歩き。お土産を物色し、再びロマンスカーに乗って新宿へと戻りました。

6. 【検証】フリーパスはどれだけお得だったのか?

今回、個別に払った場合と比較してみました。

新宿〜小田原(小田急線往復): 約1,820円

箱根湯本〜元箱根港(往復目安): 2,160円

周辺のバス移動: 200円

箱根湯本〜ガラスの森(往復): 1,680円

箱根海賊船: 1,200円

箱根ロープウェイ: 1,500円

箱根登山ケーブルカー: 420円

箱根登山電車: 340円

施設割引(駅伝・ガラスの森): 150円分

合計:約10,470円

新宿発のフリーパス料金は7,100円

なんと、個別に払うより3,370円もお得になりました!

7. おわりに:箱根を旅して感じたこと

今回の旅を終えて改めて感じたのは、**「箱根は何度行っても、その時々の楽しみがある」**ということです。

雨なら雨の情緒があり、晴れれば最高の絶景が待っている。

宿でゆっくり温泉やお庭を楽しむもよし、乗り物を駆使して観光地を巡るもよし。正直、1泊2日では全然足りない!と感じるほど、箱根の魅力は尽きません。

まだまだ行けていないスポットや、季節を変えて見てみたい景色がたくさんあります。「次はいつ行こうかな」と、帰りのロマンスカーですでに次回の計画を立てたくなるような、本当に楽しい2日間でした。

皆さんも、お得なフリーパスを片手に、何日あっても足りないくらいの箱根の魅力を探しに行ってみてくださいね。

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