前回の記事では、羽田空港のラウンジで優雅にカレーを食べ、ビジネスクラス気分のまま上海へ出発した話を書きました。
しかし、上海に到着した私を待っていたのは、そんな優雅さとは無縁の**「体力が試される試練」**でした。
今回は、空港から市内への移動のリアルと、圧倒的な上海の夜景について書きたいと思います。
試練の地下鉄移動:スーツケースvs階段
上海・浦東国際空港から市内へ行くには、有名なリニア(マグレブ)やタクシーもありますが、今回私たちは**「地下鉄(メトロ)」**を選びました。
「安くて便利だし、日本と同じ感覚で行けるだろう」
そんな軽い気持ちで乗り込んだのですが、これが甘かったんです。
試練その1:荷物検査の壁
まず驚いたのが、地下鉄に乗るたびに行われる**「セキュリティチェック」**。
空港のようなX線検査機に、重たいスーツケースを毎回「よっこいしょ」と持ち上げて通さなければなりません。乗る前からすでに筋トレ状態です(笑)。
試練その2:エレベーターが見つからない!
最大の難関は、目的の駅に着いてから。
地上へ上がるためのエレベーターやエスカレーターが見当たらず、目の前にあるのは長い階段のみ。
(※主要駅でも出口によっては階段しかないことがよくあります)
絶望しつつ、覚悟を決めて重いスーツケースを担いで階段を登りました。
一段一段登りながら、心底思いました。
「日本の駅って、なんて親切なんだろう…!」
バリアフリーが進んでいる日本のインフラのありがたさを、異国の地の階段の途中で痛感しました。
オアシスに到着!「セントラルホテル上海」
ヘトヘトになりながらようやくたどり着いたのが、今回の拠点**「セントラルホテル上海(Central Hotel Shanghai)」**です。
苦労して辿り着いたホテルは、まさにオアシスでした。
お部屋は海外のホテルにしては珍しく広々としていて、スーツケースを広げても余裕のスペース。
場所も上海一の繁華街・南京東路のすぐそばという最高のロケーションです。
館内にはフィットネスジムもありました。

今回は利用しませんでしたが、旅先でも運動できる環境があるのは、健康意識が高まってきた今の私には嬉しいポイント。「次はウェアを持ってきて朝ジム」なんていうのもバケットリストに追加したいですね。
一歩出ればそこは「遊園地」?
ホテルで一息ついた後、街へ繰り出しました。
一歩外に出ると、そこは**「南京東路(ナンキン・ドン・ルー)」**。
目に飛び込んできたのは、圧倒的なエネルギーとカオス!
歩行者天国の中を**「列車みたいなバス」**(観光用のミニトレイン)が我が物顔で走り抜け、周りには世界中から来た観光客が溢れています。
漢字だらけの派手な看板も相まって、街全体が巨大なテーマパークのようでした。

地元の人が集まるフードコートも覗いてみましたが、吊るされたお肉や独特のスパイスの香りに圧倒され、さらに日本とは異なる衛生基準の雰囲気に気圧されてしまい、ここでは食事を断念(笑)。
「見るだけでお腹いっぱい」になるほどの強烈な異文化体験でした。
救世主登場!本場の小籠包に舌鼓
夕食難民になりかけた私たちを救ってくれたのは、現地に詳しい夫の友人でした。
合流して連れて行ってもらったお店で、念願の**「小籠包」**ディナーです!
注文したのは、蒸したスタンダードな小籠包と、底がカリッと焼かれた**「焼き小籠包(生煎包)」**。

レンゲの上で皮を破ると、熱々のスープがじゅわっと溢れ出します。
「熱っ!美味しい!」
昼間の疲れが吹き飛ぶ美味しさでした。一緒に飲んだ中国茶も最高。やっぱり現地を知っている人と一緒だと安心感が違いますね。
荷物がない地下鉄は「最高」だった
お腹も満たされたところで、この日のハイライトである夜景スポットへ。
移動手段は再び地下鉄です。
空港からの移動ではあんなに苦労した地下鉄ですが、荷物(スーツケース)がないと驚くほど快適!
「身軽って素晴らしい…」と感動しながら、スムーズに移動できました。
世界屈指の高さ!「上海タワー」からの夜景
辿り着いたのは、近未来的なビル群が立ち並ぶエリアにある**「上海タワー(上海中心大厦)」。
高さはなんと632メートル**!
下から見上げると、螺旋状にねじれながら空に伸びていく姿に圧倒されます。

高速エレベーターで展望台へ登ると、そこには言葉を失うほどの絶景が待っていました。
眼下には街を分ける大きな川。
その対岸には外灘(ワイタン)の歴史あるオレンジ色の光が、そして足元には近未来的なビルの眩しい光が輝いています。

「これが上海か…」
東京ともニューヨークとも違う、川と歴史と未来が混ざり合った、上海だからこそ楽しめる景色。
初日から「階段地獄」や「カルチャーショック」など色々ありましたが、この美しい夜景を見た瞬間に「来てよかった!」と全てが報われました。
最高のスタートを切った上海旅行。
ここまでが1日目の上海旅スタートでした。
もう一つおまけで。。。。
まさかの奇跡!上海で「あの人」と再会
実はこの夜、もう一つ、信じられないような奇跡が待っていました。
夕食後、夫の友人だけでなく、もう一人合流することになったのです。
それはなんと、私の大学時代の留学仲間である、タイ人の友人でした。
話は出発前に遡ります。
日本を出る直前、インスタを見ていたら、大学時代に中国の天津へ留学していた時のタイ人の友人が「仕事で上海に来ている」と投稿していたのです。
「え、嘘でしょ!?私も今から行くのに!」
すぐに連絡を取り、急遽会えることに。
もし私が「VPN付きのWi-Fi」をレンタルしていなかったら、中国でインスタが見られず、この投稿に気づくこともありませんでした。
**「ネット環境、本当に大事!」**と、この時ほど痛感したことはありません。
4人で登った上海タワー
夫、夫の友人、私、そしてタイ人の友人。
国籍もバラバラ、普段なら絶対に揃わない不思議なメンバー4人で、上海タワーへ登ることになりました。
久しぶりに会った友人は相変わらずで、顔を見た瞬間に天津での留学時代の記憶がフラッシュバックしました。
日本でもタイでもなく、私たちが出会った中国という地で、社会人になってからこうして再会できている。
それがなんだかとても不思議で、でもとてつもなく嬉しくて。
展望台から見える上海の美しい夜景も相まって、今回の旅行の中で一番思い出深い、胸がいっぱいになる瞬間でした。
ひとつだけの心残りと、新しい夢
ただ、一つだけ心残りがあります。
インスタを見たのが出発直前すぎて、彼女が大好きな「ドラえもん」のお土産を買っていく時間がなかったこと。
飛行機に乗ってから「ああ、ドラえもんグッズを買ってこればよかった…!」と激しく後悔しました。
「次回会う時は、絶対にドラえもんを持っていくからね!」
そう心に誓いました。
実は、私がブログで書いている**「バケットリスト(やりたいことリスト)」。
その中の「留学中に出会った友人に会いに行く」**という項目は、この夜の出来事がきっかけで生まれました。
「海外で、かつての友人と再会する喜び」を知ってしまったからこそ、「またこういう時間を過ごしたい」という強い願いができたのです。
この上海旅行は、過去を懐かしむだけでなく、未来のやりたいことを私に教えてくれた旅になりました。
まとめ:広い世界で巡り会えた奇跡
初めて訪れた上海。
実際に自分の目で見て感じたのは、想像を遥かに超える「大都会」のエネルギーでした。
どこまでも続く高層ビル群、夜になっても明るく輝く街並み。そこには中国らしい熱気と混沌も混ざり合っていて、強烈な異文化体験の連続でした。
そして何より、この旅一番のハイライトは**「人との再会」**です。
夫も現地の友人に会えて本当に嬉しそうでしたし、私自身も、まさかこの広い世界の中で、かつての友人と再会できるなんて夢にも思っていませんでした。
もし私がVPNを準備していなかったら、もしインスタを見ていなかったら、この時間は生まれていませんでした。SNSが繋いでくれる縁と、文明の利器に感謝です(笑)。
事前に約束をしていなくても、「近くにいるなら会おうよ!」とパッと集まる。
このフットワークの軽さやライブ感も、なんだか久しぶりの海外という感じでワクワクしました。
友人の顔を見て、天津に留学していた頃の懐かしい記憶が蘇ると同時に、
「私も、もっと頑張らなきゃ」
と、未来へのパワーを貰えた気がします。
地下鉄の階段で体力を削られ、夜景と再会で心満たされた上海1日目。
この街のエネルギーに負けないように、残りの滞在も全力で楽しもうと思います。
