「せっかくの旅行なのに、夕方には足がパンパンで動けない……」
「お土産や着替えで重くなったスーツケースを持ち上げるのが、とにかく辛い……」
旅行好きの方なら、一度はそんな経験があるのではないでしょうか。
30代になり、久しぶりの海外旅行(ニューヨーク!)へ行って痛感したのが、「旅の楽しさは体力に比例する」ということでした。体力が切れると、どんなに美しい景色も「早く座りたい場所」にしか見えなくなり、ホテルに帰って寝込んでしまうこともあります。
もちろん、パッキングを工夫して荷物を軽くするのも一つの手。でも、私は思いました。「もし私に、重い荷物を苦にしない力があれば、もっと自由に動けるんじゃない?」と。
そこで始めたのが、バケットリストを叶えるための「旅トレ」です。
単なるダイエットではなく、
時差やハードな移動に負けない「スタミナ」
重い荷物をひょいと持ち上げる「筋力」
1日2万歩歩いても、翌朝スッキリ起きられる「回復力」
これらを手に入れるために、私がジムで実践しているトレーニングや、失敗から学んだパッキングの考え方をご紹介します。「もっと遠くまで、もっと欲張りに旅を楽しみたい!」という方の参考になれば嬉しいです。
ジムで旅のシミュレーション!私流の「旅トレ」メニュー
「重い荷物なんて気にしないパワーが欲しい!」そんな思いで私がジムで取り組んでいるのは、単なる運動ではなく、旅のシーンを想定したトレーニングです。
- 「スーツケースを楽々持ち上げる」ための腕トレ
時間がある時は、上腕二頭筋を鍛えるマシンを使っています。腕の筋肉をつけることで、空港の荷物受け取りや、階段でのスーツケース移動に負けない体を作りたいんです。 今はマシンがメインですが、ジムでダンベルを持ってストイックに鍛えている人たちを見ると「いつかあっち側に行きたいな」なんて刺激をもらっています(笑)。 - 「1日2万歩」を支える下半身フルコース
旅先で一番悲しいのは、足が疲れて「もう歩けない…」と観光を諦めること。そうならないために、レッグプレスなどのマシンを使って、太ももやふくらはぎ、脛(すね)の裏まで、足全体をバランスよく鍛えています。 これだけやっておけば、石畳の道や坂道が多い海外の街並みも、もっと軽やかに歩けるはず! - ラン&ウォークでスタミナ作り
有酸素運動は、ジムに行ったら少しでもやるのがマイルール。ランニングマシンを使って、走ったり歩いたりを繰り返す「ラン&ウォーク」をメインにしています。もちろんコンディションが悪い日は「歩くだけ」の日もありますが、継続することが旅先での粘り強さに繋がると信じています。
【コラム】気になる「時差ボケ」と体力の関係
時差対策って何をすればいいか悩みますよね。実は、一番の対策は「体力をつけること」そのものなんです。体力が底上げされると、自律神経が整いやすくなり、慣れない土地での睡眠の質も上がります。「疲れて動けない」状態と「程よく動いて心地よく疲れている」状態では、時差への順応スピードが全然違うんです!
旅トレの原点:ニューヨーク20キロ歩行で泣いたあの日
なぜ私がここまで「旅トレ」にこだわるのか。それは、2024年のニューヨーク旅行で味わった、苦い経験があるからです。
当時の私は、Googleマップに行きたい場所のピンをたくさん立てて、「全部まわるぞ!」と意気込んでいました。地下鉄での少し怖い経験から「全部歩こう!」と決めたものの、ニューヨークの街は想像以上に広く、アスファルトの上を歩き続けるのは想像以上に体力を消耗しました。
気づけば、その日の移動距離は20キロ。
一度荷物を整理しようと、夕方にホテルへ戻りました。「ちょっと椅子に座って休憩しよう」……そう思ったのが最後でした。次に目を開けたとき、時計の針は夜の21時を指していたんです。
「まだ夕方だったのに。もっと行きたい場所があったのに。」
憧れのニューヨークにいるのに、体力が尽きたせいで数時間を無駄にしてしまった。自分のスペック不足が情けなくて、静まり返ったホテルの部屋で一人、猛烈に後悔しました。
そんな旅の別の日、朝のセントラル・パークを訪れました。そこには、平日の朝から颯爽とランニングを楽しむ現地の人たちの姿が。「かっこいい……。私もあんな風に、街を楽しみ尽くせる体力が欲しい」と、心から思った瞬間でした。
妹が教えてくれた「昨日の自分を少し超える」勇気
そんな「自分には無理かも」という思いを、「私にもできるかも!」に変えてくれたのが妹の存在でした。
先日、名古屋ウィメンズマラソンを完走した妹。実は彼女、子供の頃から私と一緒に遊んでいても、決して体力がある方ではありませんでした。むしろ「あの子、大丈夫かな?」と心配になるくらい、運動とは無縁のタイプ。
そんな妹が、昨年8月からトレーニングを始めたと聞いてはいたものの、まさかフルマラソンを完走するなんて!正直、おめでとうという気持ちと同じくらい「あの体力のなかった妹が!?」という衝撃がすごかったんです。
妹に秘訣を聞いてみると、最初は1キロも走れず、5分走るのがやっとの状態からスタートしたのだそう。私と全く同じスタートラインだったんです。
「毎日少しずつ。昨日よりも今日の方が良くなっていると信じて続けること。」
妹の言葉に、私は自分の甘さを痛感しました。「情けない」と思っている暇があるなら、私も一歩踏み出そう。そう決めて、ジムのランニングマシンのスイッチを入れるようになりました。
今は、走るのがキツい日は「傾斜をつけて早歩き」に切り替えています。それでも心拍数は上がるし、しっかり疲れる。大事なのは、昨日の自分を1ミリでも超えること。その積み重ねが、いつか私も風を感じながら走る自分に繋がっていると信じています。
2万歩歩くための「足元」と、失敗から学んだパッキング術
ニューヨークでの「20キロ」を経て、私が一番見直したのは**「足元」と「荷物の重さ」**です。30代からの旅を快適にするために、今の私が実践しているパッキング術をご紹介します。
① 「ジムも街歩きもこれ一足」なスニーカー選び
旅行中はどうしても「おしゃれな靴」を選びたくなりますが、ヒールがあったり重かったりする靴は、たくさん歩く旅には向きません。最近の私の正解は、**「タウンユースできて、そのまま運動もできるくらい軽いスニーカー」**です。
お出かけ前にジムに寄ることもある今のライフスタイルに合わせて、私は**ニューバランスの「ML725CF」**を購入しました。これなら普段着にも合うし、ジムでのトレーニングもこなせます。まずはこれで体力をつけて、いつか本格的なランニングシューズをご褒美に買うのが今の目標です!
② 「備え」は最小限に、でも「ケア」は手厚く
海外だと日本の薬局がないので、つい薬をたくさん持っていきたくなりますが、そのまま持っていくと荷物が重くなる原因に。私は100均の小分けケースを活用して、必要最低限だけを持ち歩くようにしています。
その代わり、絶対に欠かせないのが「足のケア」アイテムです。
• 貼る冷却シート:足の痛みは翌日に響くので、その日のうちにケアするのが鉄則。
• 着圧ソックス:飛行機内でのむくみ対策に必須です。以前、夫にも履いてもらったところ「履かなかった時と全然違う!」と驚いていました。
③ 毎日の「荷物整理」が体力を救う
服は「重ね着(レイヤリング)」ができるものを選び、気候の変化に柔軟に対応できるようにしています。そして、意外と盲点なのがカバンの中の**「ゴミ」**です。
前日の観光でもらったパンフレットやレシート、入れっぱなしになっていませんか?「重いだけで疲れる」のを防ぐため、私は毎日荷物を整理して、いらないものを置いていくようにしています。この数グラムの積み重ねが、夕方の疲れ具合を左右するんです。
まとめ:次の「挑戦」に向けて
旅の準備は、パッキングだけではありません。
「自分の体」を整えることも、立派な準備のひとつ。
次の旅で、ニューヨークでの悔しさを晴らすために。
そして、いつかハワイのホノルルマラソンで、最高の景色を笑顔で走り抜けるために。
今日も一歩ずつ、ジムのランニングマシンを動かしていこうと思います。
皆さんの次の旅が、体力満タンで最高の思い出になりますように!
