こんにちは。
前回の記事では、東京競馬場への行き方や「現金必須」といった事前の準備についてご紹介しました。今回はついに実践編!
「馬券ってどうやって買うの?」「新聞のマークって何?」という完全初心者の私が、現地でどうやって競馬を楽しんだのか、その具体的なステップをお届けします。
結論から言うと、競馬場には初心者を一瞬で「通」にしてくれる、至れり尽くせりな素晴らしいシステムがありました!
救世主!まるで学校の授業のような「ビギナーズセミナー」
競馬場に到着したものの、マークシートの書き方もさっぱり分からなかった私。そんな私が最初に向かったのが、場内で開催されている無料の「ビギナーズセミナー」でした。
「10分くらいでサクッと買い方を教わるだけかな?」と思っていたのですが、実際は想像以上に本格的!まるで学校の授業のように、先生の講義を聞くところからスタートします。
このセミナーにはいくつか種類があるのですが、今回私が参加したのは「馬券の購入方法」を教えてくれるコースでした。
【セミナーからレースまでの体験の流れ】
- 先生による講義: 教室のような場所で、馬券の種類やマークシートの正しい書き方の講義を聞く。
- みんなでパドックへ: 先生と一緒にパドックへ移動し、実際の馬の状態を見に行く。
- 馬券購入タイム: 買いたい人は、教わった通りに実際に馬券を買ってみる。
- 一緒にレース観戦: 最後はみんなでレースを見て盛り上がる!
専門のスタッフ(先生)が最初から最後まで一緒に行動してくれるので、右も左もわからない私でも、置いてきぼりになることなく安心して競馬の世界に一歩を踏み出すことができました。
頼れる相棒!持ち帰れる「教科書」の存在
講義の時間は限られているので、すべての情報をその場でマスターするのは難しいのですが、嬉しいことにセミナーの参加者には「オリジナルの冊子」が配られます。
これがまさに競馬の教科書! 私が今回受けられなかった「新聞の見方」などもこの冊子に詳しく書いてあります。まだ完全に理解できたわけではないけれど、この冊子を片手に「ふむふむ、このマークはこういう意味か……」と、ちょっとだけ新聞の読み方を学ぶことができました。
競馬場に着いたら、この心強い教科書をもらうためだけでも、まずはセミナーに参加してみることを強くおすすめします!
【完全網羅】どれで勝負する?誰でも分かる「馬券の種類」全種類ガイド
セミナーでもらった冊子を開くと、馬券の買い方は大きく分けて3つの難易度に分かれていました。すべて100円から買えるので、自分のワクワク度に合わせて選ぶことができます。
まずは基本の2つから、徐々にレベルアップしていきましょう!
【初級編】まずはここから!1頭だけを選ぶ買い方
もっともシンプルで、初心者でも迷わず買えるのがこの2つです。
- ① 単勝(たんしょう)
- ルール: 応援する馬が「1着」になったら当たり!
- 魅力: 競馬の基本。自分が選んだ馬が一番にゴールを駆け抜ける瞬間をシンプルに楽しめます。
- ② 複勝(ふくしょう)
- ルール: 選んだ馬が「3着以内」に入れば当たり!
- 魅力: 一番当たりやすいので、初心者が「当たる喜び」を体験するのに最適です。
【中級編】ちょっと慣れてきたら!2頭を選ぶ買い方
「2頭の組み合わせ」を当てる方法です。ここから一気にゲーム性が高くなります。
- ③ 馬連(うまれん)
- ルール: 1着と2着になる馬の「組み合わせ」を当てる。(順位は逆でもOK!)
- 例: 「2番」と「5番」を選んだ場合、結果が「2着:2番、1着:5番」でも当たりです。
- ④ 馬単(うまたん)
- ルール: 1着と2着の馬を「着順通り」にピタリと当てる。
- 例: 馬連より当てるのが難しい分、当たった時の配当(戻ってくるお金)が大きくなります。
- ⑤ ワイド
- ルール: 選んだ2頭が、「3着以内」に2頭とも入れば当たり!
- 例: 「1着と2着」「1着と3着」「2着と3着」のどの組み合わせでもオッケーという、中級編の中で一番優しい買い方です。
★ここで登場!競馬ならではの「枠連(わくれん)」
- ⑥ 枠連(わくれん)
- ルール: 馬の番号ではなく、ヘルメットの色(枠)で1着と2着の組み合わせを当てる。
- 解説: 競馬新聞を見ると、馬たちが2〜3頭ずつ「1枠(白)」「2枠(黒)」といったグループに分けられています。馬ではなく「グループ(枠)の組み合わせ」を当てるので、自分の選んだ馬がダメでも、同じ枠の別の馬が頑張ってくれれば当たりになるという、ちょっとお得な買い方です。
【上級編】ロマンを追いかける!3頭以上を選ぶ買い方
パチンコや他のギャンブルでもなかなか見られないような、大きな配当(万馬券)が飛び出すのがここからです。
- ⑦ 3連複(さんれんぷく)
- ルール: 1着、2着、3着になる馬の「3頭の組み合わせ」を当てる。(順位はバラバラでOK!)
- ⑧ 3連単(さんれんたん)
- ルール: 1着、2着、3着の馬を「着順通りに完璧に」当てる。
- 解説: 競馬の中で最高難易度の買い方。当てるのは至難の業ですが、だからこそみんながロマンを追いかける憧れの馬券です。
自分の「好き」に合わせて選べる楽しさ
こうして全部の種類を並べてみると、競馬新聞を熱心に読み込んでいる人たちが、それぞれ違う作戦(ロマンを追うのか、手堅くいくのか)で馬券を買っている理由がよく分かりました。
私は今回、セミナーで教わった安心の「複勝」や、シンプルな「単勝」を中心に挑戦しましたが、いつか慣れてきたら「ワイド」や「馬連」にも赤ペンで印をつけてみたいな……なんて、新しい野望も生まれました(笑)。
自立して動き出す、競馬場の「黄金ルーティン」
セミナーでしっかり武器を手に入れたら、ここからは自立して実践です。 競馬場では、1日を通してひたすら次の「3つのステップ」を繰り返します。このルーティンがとにかく濃密で、1ミリも退屈する時間がありません。
ステップ①:パドックで「馬の調子」をじっくり見る
まずは、次のレースに出場する馬たちが歩いている「パドック」という場所へ向かいます。 ここでは、馬をすぐ目の前で見ることができます。ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』を観てからというもの、私にとってここは「ただ馬を見る場所」ではなく、「たくさんの人の人生と努力が詰まった仕上がりを確かめる場所」になりました。
毛並みがツヤツヤしているか、落ち着いて歩いているか。自分の直感を大切に、じっくり観察します。

ステップ②:競馬新聞と赤ペンで、運命の1頭を選ぶ
パドックで気になる馬を見つけたら、いよいよ新聞の出番です。 ふと周りを見渡すと、老若男女問わず、みんなが熱心に競馬新聞を握りしめ、真剣な眼差しで読み込んでいます。あの独特の「全員が集中している熱気」は、競馬場ならではの光景です。
セミナーでもらった冊子の情報を頼りに、少しだけ覚えた新聞のデータを参考にしながら、持ってきた「赤ペン」で「これだ!」と思った馬の番号に印をつけていきます。
そしてマークシートを記入し、現金を握りしめて券売機へ!
ステップ③:100円の馬券を手に、コースサイドへ!
私が初めて買った馬券は、100円のシンプルなものでした。 「たった100円」と思うかもしれませんが、自分の手でお金を払い、発券された感熱紙の馬券を握りしめた瞬間、心臓の鼓動がドクンと高鳴るのが分かりました。
ただの観客だった自分が、一瞬にして「当事者」になる。100円というお手軽な金額で、これほどまでのドキドキ感が買えるなんて、すごいコスパです。

まるでスポーツ観戦!競馬場が一つになる大歓声の瞬間
馬券を買ったら、急いでレースが見えるコースサイドへと移動します。
ファンファーレが鳴り響き、ゲートが開いた瞬間、場内のボルテージは最高潮に達します。 驚いたのは、レース中の観客席の熱気です。私の周りにいた人たちが、一斉にコースに向かって、馬や騎手の名前を叫び始めました。
「行けーーー!!」 「そのまま、そのままーーー!!」
地鳴りのような歓声が上がる瞬間は、ギャンブルというよりも、サッカーや野球のスタジアムで熱狂的な試合を観ているような、爽快なスポーツ観戦そのものでした。みんなが目の前の命の走りに本気で叫び、一喜一憂している。その渦の中に身を置いているだけで、なんだか胸が熱くなりました。
行ってみて初めて、人々が競馬好きになる気持ちが、心の底から分かった気がします。
まとめ:30代、「知らない楽しいこと」に出会う喜び
30代になって、世の中でたくさんの人が楽しんでいるけれど、自分にはなぜ楽しいのか分からなかったこと。そんな「未知の領域」に飛び込んでみるのは、本当に贅沢な大人の遊びだなと思います。
自分が知らない楽しいことが、世界にはまだまだ隠されている。 それを人生で一度でもいいから自分の肌で体験してみたい。そんな好奇心を大切にしてよかったと、赤ペンを握りしめながら実感した1日でした。
次回予告:【グルメ編】もはやこれ目的でもいい!?東京競馬場フードコートの熱気
次回の記事では、今回書ききれなかった競馬場のもう一つの主役「グルメ」を徹底レポートします! 以前の下見の時には閉まっていたお店も今回は大活気。行列ができる人気店の味から、青空の下で楽しむ絶品メニュー、30代女子におすすめの満喫法までたっぷりお届けします。お楽しみに!
