📌 この記事の要点(30秒クイックサマリー)
- 11月1日という特別な節目:
- 「今年もあと2ヶ月しかない」という焦りを、「まだ2ヶ月もある」というワクワクへ捉え直すマインドセット。
- 10月に作った「余白」を活かすタイミング:
- スマホ時間の見直しや夏物の断捨離で空けた時間と心のスペースに、本当に叶えたい楽しみを注ぎ込む。
- 挫折しない「マイクロウィッシュ(小さな願い)」のすすめ:
- 大げさな目標ではなく、「日常の中でサクッと叶えられる5〜10個の小さな楽しみ」をリストアップする。
- 手帳を使ったスケジューリング術:
- 予定を書き込む前に、まず「自分を休ませる空白時間」をカレンダーに先取りブロックする。
はじめに:カレンダーが「11」になった朝に
新しい朝を迎えてカレンダーをめくり、「11月」の文字を目にしたとき、どんな気持ちが胸をよぎったでしょうか。
「えっ、もう11月……? 嘘でしょ?」
「2026年も、あと2ヶ月で終わっちゃうの……?」
そんな風に、目に見えない時間のスピードに圧倒されて、ちょっぴり胸がざわついたり、焦りを感じてしまった方も多いかもしれません。
街を歩けば、ハロウィンのオレンジ色の装飾があっという間に片付けられ、早くもクリスマスツリーやイルミネーションの準備が始まります。年末という言葉が現実味を帯びてくるこの時期は、放っておくと「今年、私は何を成し遂げられたんだろう」「やり残したことばかりな気がする」と、自分に対して無意識に減点をつけてしまいがちです。
けれど、深呼吸をひとつして、温かい飲み物を口に含んでみてください。
「あと2ヶ月しかない」のではなく、「まだ2ヶ月もある」のです。
日数にして約60日。時間にすれば1,400時間以上。
この60日間という時間は、何かひとつ新しい習慣を身につけるにも、気になっていた街へ旅に出るにも、大切な人と温かい鍋を囲むにも十分すぎるほどの豊かな長さを持っています。
焦って予定を詰め込むのではなく、自分を急かすのでもなく。
11月1日の今日という穏やかな日曜日に、お気に入りの手帳とペンを用意して、「残り2ヶ月をどんな風に愛おしく過ごしたいか」をじっくり思い描いてみませんか?
第1章:10月に手に入れた「余白」に、ワクワクを注ぎ込む
10月のブログでは、自分と向き合うためのさまざまな「引き算」をテーマにしてきました。
- ノートに頭のモヤモヤを吐き出す「思考のデトックス(ブレインダンプ)」
- ついつい時間を奪われていた「寝る前のスマホ時間」の手放し
- 挫折しがちだった片付けを見直し、夏服やデスク周りを整えた「1日15分の小さな断捨離」
もし、これらの引き算を少しでも暮らしに取り入れてくださっていたなら、あなたの手元には今、ほんの少しの「時間と心の余白」が生まれているはずです。
【これまでの暮らし】
日々の忙しさ・情報過多でパンパン = 新しいことを考える余裕がない
【今の暮らし(引き算の後)】
不要なモノ・スマホ時間を手放した = 心のクローゼットに「余白」が誕生!
↓
【11月1日の今日】
生まれた余白に「自分が本当にやりたい冬の楽しみ」を注ぎ込む
クローゼットに隙間ができたからこそ、新しくお気に入りの厚手ニットを迎え入れられるように。
引き算をして身軽になった今だからこそ、手帳に書く「やりたいこと」が、ただの義務ではなく、純粋なエネルギーとして心に染み渡っていきます。
第2章:なぜ「大きな目標」ではなく「小さなやりたいこと」なのか?
手帳にやりたいことリストを書こうとすると、私たちはついつい真面目さゆえに、以下のような「立派な目標」を掲げてしまいがちです。
- 「年末までに資格試験のテキストを1冊丸ごと終わらせる」
- 「あと2ヶ月で体重を3キロ落とす」
- 「毎日欠かさず早起きをして語学の勉強をする」
もちろん、高い目標を持つことは素晴らしいことです。
しかし、11月・12月は仕事の締め切りや忘年会、日々の寒暖差など、ただでさえエネルギーを消耗しやすい季節。そこに重たいノルマを課してしまうと、少し計画が狂っただけで「やっぱり今年もダメだった……」と、自分を責める原因になってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、「マイクロウィッシュ(日常の小さな願い・楽しみ)」をリストアップすることです。
1. マイクロウィッシュとは?
「成し遂げなければならない課題」ではなく、「想像するだけで口角がふっと上がるような、ささやかなご褒美や体験」のことです。
- 頑張らなくても、休日の数時間や平日の夜にサクッと叶えられること
- 誰かの評価のためではなく、自分の心がじんわり喜ぶこと
- お金や時間をかけすぎず、日常の延長線上にあること
ハードルをとことん下げた小さな楽しみをリストにしておくと、ひとつ叶えるたびに「私、ちゃんと自分の時間を楽しめてるな」という実感と自己肯定感が湧いてきます。この「小さな満足の積み重ね」こそが、寒くて忙しい年末を軽やかに駆け抜ける最大のエネルギー源になります。
第3章:手帳を開いて書く「残り2ヶ月の小さなやりたいことリスト」実践ワーク
それでは、実際に手帳やノートを開いてペンを握ってみましょう。
以下の4つの切り口(カテゴリー)を使うと、スラスラとアイデアが浮かんできます。
【4つのカテゴリー】
①「食」の楽しみ(冬の味覚、温かい飲み物、訪れたいカフェ)
②「暮らし・空間」の楽しみ(おうち時間、季節のインテリア、ぬくもり)
③「体験・お出かけ」の楽しみ(行きたい場所、小さな旅、季節の景色)
④「自分を労う」楽しみ(身体のケア、リラックス、何もしない時間)
それぞれのカテゴリーについて、具体例を見ながらイメージを膨らませてみてください。
①「食」の小さなやりたいこと
寒くなってくると、湯気や温かい香りが何よりのごちそうになります。
- 気になっていたベーカリーで、焼き立てのアップルパイをテイクアウトする
- お気に入りのマグカップで、スパイスを煮出した本格的なホットチャイを淹れる
- 旬の根菜ときのこをたっぷり使った、熱々の豚汁を鍋いっぱいに仕込む
- 週末の夜に、夫や家族とちょっと贅沢な具材で温かいお鍋を囲む
- 冬限定のチョコレートや、デパ地下の焼き菓子を1つだけ買ってじっくり味わう
②「暮らし・空間」の小さなやりたいこと
外の冷たい空気から帰ってきたとき、ほっと安心できる空間づくり。
- ソファにふわふわのブランケットを新調して、ぬくぬく読書コーナーを作る
- 部屋の明かりを落として、あたたかい光の間接照明だけで夜の時間を過ごす
- 10月に見直したデスクの上に、小さな冬の植物や観賞用オーナメントを飾る
- 週末の朝、お気に入りの冬の音楽やジャズを流しながらゆっくり部屋を整える
- お気に入りの冬服(お気に入りのニットや靴下)に優しくスチームアイロンをかける
③「体験・お出かけ」の小さなやりたいこと
遠くへ行かなくても、季節の移ろいを感じる小さな旅や散歩。
- 色づいた並木道の落ち葉を踏みしめながら、秋晴れの散歩を楽しむ
- 静かな美術館やクラシックな洋館を訪れて、静謐な空気に浸る
- 澄んだ冬の夜空を見上げて、オリオン座や明るい星を探してみる
- 旅先やお散歩先で、季節の記念スタンプや御朱印をいただく
- 年末年始に着るための、心地よくて暖かいお出かけ着を1着だけ選びに行く
④「自分を労う」小さなやりたいこと
一年間走り続けてきた自分の心と身体を、優しく抱きしめる時間。
- 湯船に贅沢なバスソルトや香りの良い入浴剤を入れて、30分じっくり温まる
- お気に入りのハンドクリームで、指先を丁寧にマッサージする
- 日曜日の午後に、スマホを別の部屋に置いて「完全オフの昼寝」をする
- 先週買ったまま読めていなかった本を、あたたかい紅茶を飲みながら最後まで読む
- 1年の終わりに、自分への小さな「お疲れさまギフト」を考える
第4章:リストを挫折させないための「3つのマイルール」
せっかく書いたリストを机の引き出しに眠らせず、楽しく叶えていくためのコツをご紹介します。
1. 個数は「5〜10個」に絞る
ノートのページを埋めようとして30個も50個も書いてしまうと、それ自体がプレッシャーになってしまいます。
まずは「これなら残り2ヶ月で無理なく叶えられそう!」と思える5〜10個に絞りましょう。「少なすぎるかな?」くらいが、達成感を味わうにはちょうどいいボリュームです。
2. 手帳の「いつも開くページ」に挟んでおく
書いたリストを忘れてしまっては意味がありません。
手帳の今月のマンスリーページのすぐ隣に付箋で貼っておくか、お気に入りのしおりを挟んで、朝手帳を開くたびに自然と視界に入るようにしておきます。
3. 「できなくてもOK」を前提にする
もし12月末までに叶えられない項目があっても、絶対に落ち込まないでください。
「あ、今はそこまで気分じゃなかったんだな」と気づけただけで満点です。やり残したことは、また新しい年の春に持ち越せばいいだけのこと。楽しむためのリストであって、自分を縛るチェックリストではありません。
第5章:一番大切なステップ。「予定のない空白時間」をカレンダーに先取りする
やりたいことリストを書いたら、最後にもうひとつだけ、とても大切な作業があります。
それは、11月のカレンダーを開いて、「何もしない時間」「自分のためだけの時間」を先にペンで囲んでブロックしておくことです。
【大人のカレンダー予約術】
× 空いた時間があったら、やりたいことをやろう
↓(結局、仕事や頼まれごと、家事で埋まってしまう)
〇 最初の段階で「土曜の午前中」「日曜の夜」を【自分時間】として予約する!
11月と12月は、仕事の締め作業、家族の用事、人との集まりなど、放っておくと外からの予定が雪崩のようにスケジュール帳を埋め尽くしていきます。
「時間が余ったら、ゆっくりお茶を飲もう」と思っていても、大人の毎日に自然と余る時間なんて存在しません。
だからこそ、ホテルや新幹線のチケットを予約するのと同じ感覚で、「11月〇日の午後は、カフェで手帳を書く時間」「日曜日の夜は、お風呂に長めに浸かる時間」と、自分のための時間を先にカレンダーに書き込んでしまいましょう。
その空白の時間こそが、あなたにとっての「心の安全地帯」になります。
第6章:よくある質問(FAQ)〜月初の過ごし方・リスト編〜
Q1. やりたいことが思い浮かばないときはどうすればいいですか?
A. 「やりたくないこと(嫌なこと)」の裏返しから考えてみてください! 「寒い朝に慌ただしく家を出たくない」なら 👉 「前夜に温かいスープを用意して、朝10分だけゆっくり座る」。
「年末にバタバタと疲弊したくない」なら 👉 「週末の予定をあえて1つ断って、おうちでぬくぬく過ごす」。
無理にキラキラした願いを探す必要はありません。「自分がホッとできること」こそが、最高のやりたいことです。
Q2. パートナーや家族がいる場合、自分の予定をどう確保すればいいですか?
A. 「この日のこの時間は自分のリセット時間にしたい」と、あらかじめ明るく宣言しておくのがおすすめです! お互いにひとりの時間や休息が必要なことを共有し、「この時間は私がゆっくりさせてもらうね、その代わり〇曜日は任せて」とすり合わせておくと、罪悪感なく自分の時間を楽しめます。
Q3. リストが途中で変わっても大丈夫ですか?
A. もちろん、どんどん書き直して大丈夫です! 11月の気分と、12月の気分はまた違ってきます。「先週はこれやりたかったけど、今はこっちのスイーツが食べたいな」と思ったら、二重線で消して新しい楽しみを書き加えましょう。手帳はあなたの今の心に寄り添うパートナーです。
おわりに:優しい気持ちで、今年最後の季節を歩き出そう
2026年も、ここまで一生懸命走ってきたあなたへ。
仕事で踏ん張った日も、家事に追われてヘトヘトになった日も、誰にも言えない小さな悩みを抱えていた日も、あなたは今日までしっかりと暮らしを紡いできました。
残り2ヶ月のカウントダウンは、自分を急き立てるためのタイマーではありません。
「ここまで頑張ってきた自分を、温かいもので満たしてあげるための贅沢な猶予期間」です。
外の風はこれから少しずつ冷たさを増していきますが、あなたのお部屋と手帳の中には、ほっとするぬくもりが満ちています。
手帳に書き留めた小さな願いをひとつずつ抱きしめながら、実り多き優しい冬を、一歩ずつ歩き出していきましょう。
